2002/5/19 東日本実業団対抗
吉田、2種目大会新=54秒34&57秒74
400 mHでは“7台目まで16歩”の新バージョン


 大会初日の女子400 mHを57秒74、2日目の400 mを54秒34とともに大会新で制した吉田真希子(福島県体協)。400 mHは今季2戦目で自己7番目、400 mは……すぐには調べがつかないくらいだが、昨年だけでこれを上回るタイムを6回出している。以下は、400 m後に取材したコメント。

 吉田は今大会で、7台目まで16歩のインターバルに挑戦した。
「去年は日本選手権で(5台目まで16歩を)初めてやってみて失敗したので、今年はイッコ前のこの試合で試してみましたが、結局、ダメでした。(7台目まで16歩で)行くだけは行けたんですが、ただダラダラ行っただけ。もう少し、レースの流れを作らないといけません。後半のレースにつながりませんでした」

 400 mでは54秒前後はいつでも出せる状態で、日本記録保持者の柿沼和恵(ミズノ)を追い込むシーンもしばしば見られる。
「せっかく400 mの走力がついたのに、ハードルに生かせていません。400 mHになると、“違うレース”をしちゃうんです。2台目で流れを止めてしまって…。逆足(左)踏み切りで、ちょっと浮いてしまっています。コーナーなので振られるような感じにもなってしまいます」

 日本選手権はもちろん、2種目に出場する。
「ウチの大学は土のトラックなので、ハードル練習はあまりやりません。それに、試合が続いたこともあって、ハードル練習が入れられませんでした。日本選手権までは少し入れる予定です。でも、目先のことだけでなく将来を考えると、もっと走力をつけないといけないと感じています」

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