2015/7/4 日本選手権混成初日
右代、中村、音部3選手の初日終了後コメントと
自己記録と今大会比較


右代啓祐
  日本選手権2014 日本選手権2015 
種目 記録 得点 累計 記録 得点 累計
100m 11.24 -0.6 808 808 11.35 0.3 784 784
走幅跳 7.15 -0.5 850 1658 7.01 1.1 816 1600
砲丸投 15.19   801 2459 15.65 830 2430
走高跳 2.03   831 3290 2.03 831 3261
400m 49.66   830 4120 50.52 791 4052
110mH 14.90 0.1 862 4982 15.00 -0.3 850 4902
円盤投 50.17   874 5856 49.33 856 5758
棒高跳 4.80   849 6705 4.80 849 6607
やり投 69.11   876 7581 61.72 764 7371
1500m 4:32.62   727 8308 4:38.97 687 8058


中村明彦
  日本選抜和歌山2015 日本選手権2015 
種目 記録 得点 累計 記録 得点 累計
100m 10.52 2.4 970 970 10.71 1.2 926 926
走幅跳 7.48 0.8 930 1900 7.40 1.5 910 1836
砲丸投 11.89   600 2500 12.07 611 2447
走高跳 2.02   822 3322 2.00 803 3250
400m 47.57   930 4252 48.20 899 4149
110mH 14.29 -1.8 937 5189 14.25 -0.7 942 5091
円盤投 34.84   560 5749 36.27 589 5680
棒高跳 4.80   849 6598 4.80 849 6529
やり投 50.57   597 7195 51.54 611 7140
1500m 4:14.79   848 8043 4:20.73 807 7947


音部拓仁
  日本選手権2014 日本選手権2015 
種目 記録 得点 累計 記録 得点 累計
100m 10.67 -1.3 935 935 10.53 1.2 968 968
走幅跳 7.42 2.5 915 1850 7.43 1.0 918 1886
砲丸投 12.49   636 2486 12.29 624 2510
走高跳 1.91   723 3209 2.03 831 3341
400m 48.49   886 4095 49.23 850 4191
110mH 14.87 0.1 865 4960 14.88 -0.7 864 5055
円盤投 36.63   596 5556 38.97 644 5699
棒高跳 4.80   849 6405 4.40 731 6430
やり投 48.13   561 6966 52.39 624 7054
1500m 4:46.79   638 7604 4:41.54 671 7725

右代啓祐1日目終了時コメント
「100mは久々に脚が震えるくらいに緊張して、思ったよりもタイムも悪かったです。課題の走幅跳は中間疾走でスピードが上がって、着実にレベルは上がっているとわかって少し安心しました。そのあたりから気持ちを切り換えられて良い波に乗ることができました。砲丸投、走高跳と集中して良い得点を出せて自信になりましたね。400mは、300までは良かったのに最後で動きがバラバラになって課題が残りました」
「(4052点は)目指した記録より少し悪いのですが、春先に修正点が多かったことを考えると、ちょっとスッキリしました。走幅跳の3回目はスピードは出せてもコントロールできなかった。まだ行けそうな感覚があります」
「砲丸投はゲッチスでレベルの高い選手の感覚を学んでパワーポジションの姿勢が良くなりました。走高跳はあの緊迫感のなかで一番最初に跳べたことが、世界の舞台でも生きてくると思います」
「音部は元々、ポテンシャルはあると感じていて、いつ8000点を出してもおかしくない選手。ようやく噛み合ってきたのだと思います。2日目は2人に勝つという思いより、自分の仕事をしっかりやろうという気持ちですね」
「2日目は最初のハードルで失敗しないようにして、得意の円盤投、棒高跳、やり投で○○といきたい。この春、円盤投と棒高跳はものすごく力を入れてきました。この大舞台で力を発揮したいというワクワク感が大きいです」

中村明彦1日目終了時コメント
「パッとしなかったわけではありませんが、久しぶりに目立つことなく過ぎてしまった1日目でした。我慢の十種競技になっています」
「直前の調整のタイムは良かったくらいですが、本番の緊張感と、ベストを出していこうという気持ちの先走りが、体と噛み合いませんでした。気持ちがコントロールできなければ、体をコントロールできるわけがありません」
「100mは硬くなりましたね。走幅跳は良い感じで跳べていましたが、最後の1本で狙ったら噛み合わなかった。砲丸投はやってきたことができています。走高跳も最低限のことはできましたが、あそこまでいったら2m03は欲しかった」
「(音部の十種競技中の100m日本最高の10秒53は)出ないのがおかしいと思っていましたが、それに勝ってファーストリザルトをトップで行きたかった。この状況でも集中されてあのタイムが出せたのは、総合的に力が上だと思います」
「400 mは前半が力んで速くなってしまった。後半は転ぶかと思うような走りでした。アジア選手権で良かったし、アップでも動きが良かったので、今日こそ47秒切りを狙おうという気持ちが強くなって空回りしました」
「今晩しっかりと気持ちを切り換えることと、明日に向けて自分がどういう十種競技をしたいのか、その上で体と気持ちをどうコントロールすべきかをしっかりと考えます」

音部拓仁1日目終了時コメント
「日本選手権をトップで折り返すのは初めて。すごく手応えを感じています、100 mで武井(壮)さんの記録(10秒54)を超えることが、ずっと1つの目標でしたから、それを達成できたことで気持ちが乗って残りの種目に勢いがつきました」
武井さんには『お待たせしました』と報告したい。学生の頃に合宿にコーチに来られて、スプリント系はすごくお世話になりました。走りの理論などを、武井さんにたたき込んでいただきました」
「4月の和歌山では技術系の種目に失敗が多かったので、その後何人かでまとまって技術系の種目を徹底的に、週に何回か練習しました。それを継続的にやったことが結果につながったと思います」
「走高跳の自己新(2m03)は自分でも覚えていないほど前のことで、自分でも驚いています。高校生の頃だったかもしれません」※手元の資料では高校3年時に1m98、大学3年時と4年時に1m99
「2日目は勢いだけではダメだと思うので、丁寧に、そして攻めるところでは攻めて行きます。和歌山では棒高跳で記録を残せなかったので、そこは特に慎重に行きたい。今日の流れに乗って1種目ずつベストを出すつもりで行きます」
「(右代と中村の)上2人は目標にしてきた存在で、今回は負けたくない気持ちが大きいです。そして一番の目標は世界陸上。1種目1種目はめていけば標準記録(8075点)も狙えると思っています」


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