2015/10/5 わかやま国体
男子5000mWで山本兄が高2最高の20分08秒50
「来年は山崎先輩の高校記録が目標」
少年A男子5000mWは山本龍太郎(富山商高)が20分08秒50の高校歴代4位、高校2年最高記録で優勝した。
「これまでも高2最高は自分が持っていたのですが、20分10秒を切れて良かったです。最終的には高校記録(19分35秒79)を狙っているので、今年のうちに少しでも近づいておきたかった」
ユースオリンピック金メダルの小野川稔(東京実高)、同じ2年生の川野将虎(御殿場南高)らを相手に前半から何度か先頭に立ったが、残り1周半付近からリードを奪った。
「後ろにつかれて焦ったところもありましたが、自分から先に仕掛けたいと思っていました。ラスト1周より前で行きたいと思っていて、残り1周半で一気に行こう、と」
競歩を始めたきっかけは双子の弟の真二郎だった。2人とも駅伝をやりたいと思って富山商高に進んだが、1年時に真二郎が競歩の県大会に出て優勝したのを見て、龍太郎も始めたという。
1年時は真二郎の方が記録が良かったが、今季になって龍太郎が逆転した。
「高校記録のためにはスピードが必要なので、スピードを意識した練習にも取り組んできました」
来季目標とする高校記録は、山崎勇喜(自体学)が高校3年時に出したタイム。富山商高の15年先輩である。
「(50kmWの)日本記録も持っておられるし、尊敬しています。昨年一度だけですが、一緒に練習させてもらったこともあります」
山崎は高校3年時に大きく成長し、5000mWだけでなく20kmWでも1時間20分43秒という破格のタイムも残している。簡単に破れるレベルではないが、競歩歴1年ちょっとでここまで成長した山本は、ひるまずに挑戦する。
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