2015/2/28 びわ湖マラソン前日
国内招待5選手会見の一問一答
「優勝」を目標に掲げた前田と宇賀地
「2時間8分30秒を切る」と松宮と宇賀地
佐々木は「自分の力を出し切ることだけ」
Q.今大会に向けた抱負は?
前田和浩 ここ最近マラソンでしっくりした走りができていませんので、しっかり走って優勝を狙って頑張ります。
バトオチル この大会、初めて出ますが、参加する目標は優勝することです。
松宮隆行 良い準備ができているので2時間08分30秒を切りたい。
佐々木悟 この大会に向けて1月の合宿からやっと良い状態になってきました。練習の成果を出し切れば、タイムも順位もついてくると思っているので、自分の力を出し切ることだけを考えています。
宇賀地強 明日はとにかく積極的なレースをして、2時間08分30秒と優勝を目標に頑張ります。
Q.前田選手と佐々木悟選手も、タイムと順位の目標を具体的にお願いします。
前田 タイムは優勝すればついてきます。具体的なタイムは考えず、優勝することだけを目指します。
佐々木 タイムも順位も意識しないように、そうアドバイスもされていますので、力を出し切ることだけを考えています。
Q.ここまでの練習で取り組んできたことと、明日のレースプランは?
前田 後半、ペースアップできるような練習をやってきました。30kmまではペースメーカーがつくと思うので(※)、そこから周りを見て考えていきたい。
※前日夕方時点の設定は1km3分00秒で30kmまで
バトオチル 長い距離の練習とスピード練習をこなして来ました。明日、どういう戦略で走るかは考え中です。
松宮 練習は欲張らず、疲労がたまって継続できなくならないように、1年間継続できるように自分のペースで練習してきました。私はチャレンジャーですので、30kmまでついていって、少しでも長く先頭集団で走ることが目標です。
佐々木 ポイント練習や大きな流れは変わっていませんが、普段のジョッグは起伏のあるところを選んで脚を作ってきました。明日は30km以降に備えて、(30kmまでは)あまり動かないようにしたい。
宇賀地 12月の福岡国際マラソンに向けて夏から取り組んできたことが大きいと思っています。(その後は)特に変わったことはしないで、体調を上げることを考えてやってきました。福岡は慎重に行ったつもりが弱気になってしまい、オドオドしたレースになっていました。今回は積極的に、攻める走りをしたい。
Q.1週間前に東京マラソンで今井正人選手が2時間7分台で走りました。それをどう受け止めていますか。
前田 良い刺激を受けました。頑張ります。
バトオチル 東京マラソンはテレビで見ていました。今井選手は素晴らしい走りをしました。私も、今井選手が出した記録を出したい。今井選手が出したことは、私にとっても喜びです。
松宮 素晴らしいタイムだと思いますが、今の自分にはまだ、その実力はありません。2時間08分30秒を切って、来年、その記録を目標にできるようにしたい。
佐々木 テレビを見ていて素晴らしいと思いました。明日はどうかわかりませんが、自分も少しでも近づけるように頑張ります。
宇賀地 テレビで観戦していました。間違いなく日本の陸上界にとっては追い風ですが、それよりもまず、明日のびわ湖に集中しようと思っています。
Q.日本の4人は、世界陸上の選考をどう意識していますか。
前田 世界陸上を目指してやってきましたが、(これまでも同じで)今までの大会と変わらない気持ちでいます。
松宮 世界陸上の代表権を取ることが、リオ五輪に近づく第一歩です。明日は代表権を取りに行きます。
佐々木 明日のびわ湖が世界陸上やその先につながる大事なレース。集中して行きたい。
宇賀地 12月に福岡国際を走っているので(日本人4位・2時間10分50秒)、世界陸上の選考はかなり厳しい状況です(規定では1回目に出た選考レースが選考材料となる)。まずはマラソンでしっかりと結果を残して、マラソンランナーとしての宇賀地をアピールしたい。
Q.前田選手はびわ湖は初めてですが、コースの印象は?
前田 今日の朝、車で下見をしましたが、少し起伏もありますが平坦なコースで、その辺はしっかりと走れれば問題ないと思います。
Q.コニカミノルタの2人は、目標タイムが2時間08分30秒と同じになったのには何か理由がありますか。
松宮 2時間08分30秒を切れれば次に、2時間8分切りが見えてきます。7分台、6分台への手応えもつかむことができるからです。
宇賀地 福岡までの流れや、今回の練習や準備状況を見て、現実的なタイムがそこだと思います。あとは優勝争いをすれば、タイムは結果としてついてくるものです。
Q.マラソンランナーのキャリアとして一番の目標としていることは?
前田 目標はオリンピックに出ることが第一ですが、そこを目指しながら2時間6分台も出せれば。
バトオチル 東京オリンピックでマラソンを走ることを、大きな目標としています。
松宮 マラソンでオリンピックに出ることが目標だったので、そこに近づいていきたい。来年で36歳になりますから、いつ引退してもおかしくないのですが、1年1年後悔しないように、精一杯走っていきます。
佐々木 最終的にはオリンピックですが、世界陸上もオリンピックもどちらも出たことがないので、どちらでもまず出ることが第一の目標です。
宇賀地 2016年リオ五輪を、マラソンで戦ったと思ってもらえる結果を出すことです。
Q.バトオチル選手はすでに北京世界陸上の代表に決まっていますか? 来年のリオ五輪は?
バトオチル 今年の世界陸上は2014年の別大マラソンの結果で権利を得ています。オリンピックを走るかどうかは、今年の4月に正式に決まります。
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