2014/3/22 春の高校伊那駅伝前日
区間エントリー決定 男子
西脇&阿久根と2連勝の大牟田か
全国高校駅伝区間賞2人の伊賀白鳳か
4区カマイシを擁す世羅か


 2014年の高校駅伝シーンを占う春の高校伊那駅伝の区間エントリーが、伊那文化会館で行われた監督会議後に発表された。
 昨年12月の全国高校駅伝1〜6位が出場する男子は、同駅伝2位の大牟田、3位の伊賀白鳳、4位の世羅が3強といわれている。

 大牟田は2月16日の西脇多可新人高校駅伝、3月9日の阿久根九州選抜高校駅伝と連勝して勢いに乗る。昨秋の国体少年B3000m2位の鬼塚翔太(1年)が全国高校駅伝7区区間2位を経て、完全にエースに成長した。西脇では1区区間賞。
 さらに、全国高校駅伝2区区間4位の有馬圭祐(2年)も阿久根1区で区間賞。今大会では9.4kmの2区、9.1kmの4区が長距離区間だが、鬼塚を2区、有馬を4区に配置。ダブルエースの力で押し切る布陣だ。

 伊賀白鳳は全国高校駅伝出場メンバーが多い。全国高校駅伝6区の下史典(2年)、5区の角出龍哉(2年)と2人の区間賞選手、さらに3区15位の近藤聖志(2年)、7区16位の中畑亮人(2年)の4人が出場する。
 2区の下、3区の角出で確実に優勝争いに加わりたい。

 世羅は4区のカマイシ(1年。全国高校駅伝3区区間賞)で大逆転が期待できる。
 1区に国体少年B3000m3位の新迫志希(1年)を配置し、できる限り上位に食い下がり、4区のカマイシでトップに躍り出るプランだろう。
 ライバルチームは4区終了時点で世羅から30秒差にとどめておきたい。

 3強以外では小林がダークホース。
 2区にインターハイ&国体少年A5000mで日本人トップ、全国高校駅伝1区区間賞の廣末卓(2年)というジョーカーを切ってきた。1区も全国高校駅伝7区3位の山村凱斗(1年)。2区でリードするのは間違いなさそうで、そのリードをどこまでキープできるか。

 学法石川、秋田工も、要注意チームという声も聞かれた。

 個人では小林と鬼塚、下が激突する2区が最大の見どころ。1区(6.6km)に出場する1500mインターハイ4位の碓井涼太(長野日大2年)の走りにも注目したい。


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