2014/3/9　名古屋ウィメンズマラソン
初マラソンの田中智美が終盤まで日本人トップ争い
２時間26分05秒の初マラソン歴代10位
「前に出ようかとも考えましたが、まだ、そこまでする自信がなかった」

会見の一問一答
Ｑ．レースを振り返ると？
田中　思ったより先頭集団について行くことができましたが、40kmを過ぎていきなり脚が動かなくなりました。そこが課題として残りました。

Ｑ．35kmの坂では後ろにつきましたが、余裕があったのか、きつかったのか？
田中　33〜34kmの坂で少しきつくなりましたが、まだついていける余裕はありました。

Ｑ．タイムと順位の自己評価は？
田中　目標タイムは高めに設定して、２時間25分を切りたいと思ってずっと練習してきました。しかし今日はアジア大会がかかっていたので、順位を重視してレースをしました。日本人３位はやっぱり悔しいです。

Ｑ．３人になったときも後ろについて、日本人トップを冷静に狙っていた？
田中　何km地点か覚えていませんが、30km台後半で１回楽になったところがありました。前に出ようかとも考えましたが、まだ、そこまでする自信がなかった。向かい風もあったので、風よけにさせてもらいました。風は苦手なので、その点は冷静に走れていたと思います。

Ｑ．去年の３月にマラソン出場を決めて、１年かけてきたところの感想は？
田中　マラソンを走りたくて第一生命に入社しました。スタート前は緊張しましたが、やっと走れるんだと、ワクワクした気持ちでスタートできました。走ってみた今の気持ちは、早く次のレースをしたいと思っています。

Ｑ．レース前後に山下佐知子監督と話したことは？　今後、世界陸上、オリンピックを踏まえたプランは？
田中　たぶん監督も、どこまでついて行けるかはわからなったと思います。とにかく前について、行けるところまでついて行こうと話していました。次のレースは決めていませんが、最終的にはリオ五輪が目標です。

Ｑ．マラソン練習は自身で何割程度だったと思っていますか。今後、増やしていくべき内容は？
田中　尾崎（好美・ベルリン世界陸上銀メダル）さんのパートナーもしてきましたが、尾崎さんと比べたら全然足りません。距離もスピードも、もっとやっていかないといけません。

Ｑ．いったん後れた木崎選手が追いついてきました。
田中　まさか木崎さんが離れるとは思っていなかったので、そのときはもしかしたら日本人１位になれるかもしれない、と思いました。巻き返してこられて後ろに来ているとは気づかなかったので、ワッとビックリしました。早川さんと２人が前に行かれたときは、全然ついて行けませんでした。


寺田的陸上競技ＷＥＢトップ