2014/3/2 びわ湖マラソン
前回びわ湖は2時間20分台だった選手が躍進シリーズ@
苦労人の高橋は2時間12分台に不満も7位入賞に感激
“マラソンチームDeNA”のスタートをアピール


 高橋憲昭は昨年の今大会がエスビー食品最後のレースで、40位(2時間20分41秒)に沈んだ。今年はDeNA入社後初のマラソンで7位(2時間12分04秒)。正反対の結果に感激の面持ちだった。
「(昨年は2日前に発熱したが)エスビー食品最後のレースだったので無理矢理出場しましたが、しっかり合わせないとマラソンは走れないと思い知らされました。今回は練習はある程度できたので欲を出して走ろうと思っていましたが、直前でまた体調を合わせられませんでした。それでも練習でやってきたことを出したかったし、DeNAは新しいチームなので弾みをつけたかった。DeNAはマラソンチームだとアピールしたかった。タイム的には満足にはほど遠い結果ですが、終わってみたら入賞することができました。その点はよかったかな、と思います」
 中大を卒業して丸9年が経った。SUBARUに入社した当初からマラソンを目指したが、なかなかスタートラインに立てずに月日が過ぎ去った。
 中大時代の恩師である田幸寛史監督がエスビー食品に転身し、自身も移籍。2011年のゴールドコースト(2時間14分13秒)が初マラソンだが、その後の2回のマラソンは体調不良を押して走ったため、今回が3年半ぶりの自己記録更新となる。
 エスビー食品のマラソンと比べるとレベル的にはまだまだだが、高橋自身が言うように、“DeNAがマラソンのスタートを切った”と、間違いなく言える大会となった。


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