2013/6/16 近畿インターハイ
これぞ近畿! 男子三段跳で5位までが15m台!
犬井が15m74の大会新、21世紀高校最高記録


 超ハイレベルだったのが男子三段跳。犬井亮介(洛南3年)が1回目に15m36(+1.3)でリードしたが、3回目に高橋佑悟(桜宮3年)が15m49(−0.7)で逆転。しかし5回目に犬井が15m74(+1.7)で再逆転し、ハイレベルの戦いに決着をつけた。
 犬井は大会記録を13cm更新し、15m76の近畿高校記録にも2cmと肉薄した。高校歴代では6位。21世紀に入って以降では高校最高記録だった。

写真1
この写真は4回目か5回目の途中の記録表示板。ベストエイトに入った時点で、15m台が3人というハイレベルだった
写真2
5回目に犬井が15m74を跳んで逆転した後の記録表示板。この時点で5位の矢野佑馬(和歌山工3年)と6位の藤井政明(神港学園3年)も15m近くを跳んでいて、全国大会に出場する6人全員が15mを跳ぶか? という期待を持てていた
写真3
6回目に藤井が15m20(+1.4)を跳び、5人が15m台に。インターハイ地区大会で6人が15mを超えたことがあるかどうかは調べきれないが、6人15mジャンプの快挙を達成してほしい、という雰囲気が出てきた。写真は矢印が付いている矢野の6回目。良いジャンプだったが14m92(+1.8)で15mはならず
写真4
優勝した犬井の6回目を跳ぶ直前の表示板。6人15mジャンプは無理だったが、近畿高校記録の15m76、さらには10cmに迫った高校記録(15m84)の更新に期待がかかった
写真5
いつものように声をかけて6回目の助走のスタートを切る犬井
写真6
犬井の6回目は15m73(+1.2)で惜しくも記録更新ならず。しかし、この種目の近畿地区のレベルの高さを、まざまざと見せつけた
犬井コメント
「5回目までは(高橋に)負けられないという気持ちが強く、いっぱいいっぱいだったというか、思ったように跳べた跳躍だったわけではありません。その状況でも15m74が跳べたのはうれしかったし、気持ちよかった。でも、反省点でもあり、これで満足していたら全国では勝てません。6回目は高校記録を超えてやろうと力が入ってしまい、踏切板を踏めませんでした。楽しみは全国にとっておきます」


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