2013/6/16 近畿インターハイ
姫路商が女子中・長距離で近畿初制覇
林田が1500m&3000mの2冠


 女子3000mは林田みさき(姫路商3年)が9分24秒59で優勝。1500m(4分25秒90)に続いて2冠を達成した。ラスト1000mが2分57秒、ラスト1周が64秒7というスパートで、ルーキーの高松望ムセンビ(薫英女学院)を抑えた。
「400m×6本のインターバルで最後の1本を全力でやったり、1000m+400mなどで、全力系のメニューを最近、多くやってきました」
 インターバルでは調子が良ければ62秒くらい、1000m+400mでは59秒でこなしたこともあったという。

 姫路商高は短距離・ハードルの強豪校というイメージが強い。男子400 mHの小池崇之が順大3年時に49秒23、女子では100mの三木まどかが11秒77、400 mの小林美佳が54秒07を高校時代に出している。近畿大会の歴代優勝者にもかなりの選手が名を連ねている。
 中・長距離では男子の小林雄一が2000年、01年と800 mで近畿大会を連覇しているが、女子中・長距離は今回の林田が近畿大会初制覇。インターハイ全国大会は昨年の林田の、1500m8位が最高順位だ。

「全国大会では、1500mが4分17秒切り、3000mは9分ヒト桁台が目標。昨年の3000mは決勝に行くのが目標で、予選を突破した時点で気持ちが切れてしまいました。今回は入賞争いをしたい」
 留学生もいる種目で、日本選手も上原美幸(鹿児島女高)や神奈川勢など強敵が多い。激戦が予想されるなか、中学時代は兵庫県下の中播地区止まりだった林田が、“中・長距離の姫商”のパイオニアとしての意気込みを見せる。

駅伝では初の全国大会出場が目標
 姫路商女子は、駅伝では過去兵庫県大会3位が最高順位。今年は記念大会のため地区代表も出場できる。
「県で1位になった学校以外には全部勝って、(今大会で永年表彰を受けた)山口(幹夫)先生を駅伝でも全国大会に連れて行ってあげたい」


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