2013/3/3 びわ湖マラソン
山本、セカンド記録の2時間09分06秒も“先輩”の藤原に完敗
レース後会見
「最後は頑張りましたが、意味のないものでした」
Q.レースを振り返っての感想は?
山本亮 優勝を最大目標に掲げて、最低限世界陸上代表を取ろうと考えてレースに臨みました。ペースは上手く進んでくれませんでしたが、優勝は狙えると思って後半はそこに集中しました。35km以降、どこかで仕掛けようと思っていましたが、いざ****が仕掛けたとき、動く脚がありませんでした。何もできず、後半は終わってしまいました。 ※と本人は話しているが、いったん引き離された石川末廣(Honda)に追いつくなど、かなり粘っている。
Q.予想外だったスローの展開でしたが、後半は粘っていたと思いますが、ご自身では粘りを出せなかったという評価ですか。
山本 練習量からいって、後半は自分が一番強いと言い聞かせて走っていました。最後、そこまで落ちきってはいないので、この状態ではしっかりと出せたということもできます。でも、その前の勝負所で反応できず、最後は頑張りましたが意味のないものでした。
Q.優勝を狙っていたなかで最後は行けませんでした。課題はどのあたりにありますか。
山本 ペースが安定しないなかでも余裕はある、と思っていたのですが、思ったより動きませんでした。他の人よりも無駄に脚を使っていたのかもしれません。思い通りに行かないペース、リズムのなかでもしっかりと、余裕を持った動きをつくっていくことをしないとダメなんだと思います。
Q.地元ということで声援が多かったのでは?
山本 オリンピックが決まる前から、佐川急便ということで応援していただいていました。今日も、僕が一番声を掛けてもらえていた。本当に力になったのですが、それに応えられずに悔しいです。
Q.中大の先輩(兵庫県の先輩でもある)の藤原正和選手に負けてしまったことについては?
山本 藤原さんが勝った東京マラソン(2010年)を、僕も一緒に走っていました(22位)。勝負強い方だとずっと感じていました。僕が中大に進学する直前に、ここ(びわ湖マラソン)で学生記録(2時間08分12秒)を出されて、僕がマラソンを目標にするきっかけになりました。自分も力を付けて、勝ちたい思いもありましたが、はね返されてしまいました。
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