2013/3/3 びわ湖マラソン
藤原が2時間08分51秒で日本人トップの4位
レース後会見
「それなりの内容だったと思いますが、終盤を改善して世界と戦っていきたい」

Q.レースを振り返って、現在の気持ちは?
藤原正和 選考のテーブルに乗る最低限のタイムは出せたかな、と思います。25kmから30kmがペースダウンしてしまいましたが、残り12kmも積極的に前で行けましたし、それなりの内容だったかなと思います。37kmで外国選手に離されてしまいましたが、そこを改善して世界で戦って行けたらと思っています。

Q.37kmではどんな状況で、何を考えていましたか? また、34kmでは引っ張る展開でしたが?
藤原 37kmではムワンギ(NTN)がグッと上げて、ここをつかないと勝負にならないと思って、前へ前へと行ったのですが、それでも離されてしまいました。呼吸には少しゆとりがありましたが、脚に来ていました。ずっと向かい風が続いていて、固まったところで行かれてしまいました。34kmで出たところは、勝負所というつもりではありませんでした。その前からペースが上がらず、外国選手たちのゆとりはどうかと思って、主導権を握ってみた感じです。

Q.2010年の東京マラソン優勝で復活されて、今回は2回目のサブテン。2つの復活に意味合いの違いはありますか?

藤原 2010年の東京マラソンは天候が悪くてタイムは望めなかったので、勝ちにこだわりました。勝負強さという面での復活でした。今回は世界陸上選考会で(記録が求められていて)、2時間07分59秒を目指したなかでの2時間08分51秒でした。サブテンですが2時間07分59秒を切りたいと思っていたので、2時間08分51秒に対してどうこういう評価はできません。25kmから30kmがもったいなかったですね。

Q.故障で苦しんだところで練習を変えたり、意識を変えた部分は、どういったところでしたか。
藤原 ケガが多かったのは東京に優勝した前の頃でした。すごく多くてJISSで体幹トレーニングを増やしたり、走る量を増やして体をつくる時期がありました。その時期があったから東京優勝と今日があったと思います。今回は1月の徳之島合宿中に貧血が出ましたが、回復に努めてこの大会に合わせることができました。元々貧血持ちで、なかなか戻りにくいのですが、今回は奥さんがすごく頑張ってくれて、良い食事を作ってくれてリカバリーができた。最近はケガよりも体調不良が増えましたが、自分だけで対応できないところを、(奥さんと)二人三脚で頑張ってきました。
以上が公式会見。以下、カコミ取材でもネタ多数。陸マガ次号記事に


寺田的陸上競技WEBトップ