2012/4/21　兵庫リレーカーニバル１日目
清水が27分50秒50の五輪Ｂ標準突破
「１万ｍでオリンピックの代表争いに絡みたい」

レース後の一問一答
「28分05秒を切りたい、切りたいと思って走っていました。次は27分台を出したい、と」
Ｑ．序盤は集団の後ろの方につけていたが？
清水大輔　最初は速いと感じました。これだとついて行くのはきついと思って後ろにいたんです。作戦ではありません。5000ｍを13分50秒で通過すると聞いていましたが、それだと僕には速い。28分05秒の五輪Ｂ標準を目標に走っていました（自己記録は28分10秒68）。
Ｑ．5000ｍは13分52秒の通過だったが？
清水　その辺はきつかったですけど、5000ｍから少しペースが落ちてゆとりができました。
Ｑ．Ａ標準に少し届かなかったが？
清水　28分05秒を切りたい、切りたいと思って走っていました。それが出せそうになって、次は27分台を出したい、と。ゴールしたら（手元の計時が）27分51秒でビックリしました。27分56秒くらいと思っていたので。
Ｑ．日本人１位については？
清水　宮脇（千博・トヨタ自動車）選手ら強い人がたくさんいました。日本人何番でも上位で行けば、27分台に行くと思っていました。
Ｑ．もう少しでＡ標準まで行ったのに、という気持ちは？
清水　ないですね、今は。気持ちの整理がまだできていません。少したってあそこがもう少しだった、と思ったら、そういう気持ちも出てくるかもしれません。
Ｑ．目標はオリンピックでしたか？
清水　急にこのタイムが出ました。そんな具体的ではなく、１万ｍでオリンピックの代表争いに絡みたいと思っています。5000ｍは標準記録が切れそうにありませんし。
Ｑ．今日そう思ったのか、以前からその思いだったのか。
清水　選考に絡みたい気持ちは以前から持っていました。今日の記録でより具体的になりましたね。

「東京マラソンのあと疲れをゼロにして、徐々にスピードに向かっていきました」
Ｑ．東京マラソンに出た理由は？
清水　今年30歳になるので、一度マラソンを経験したい、五輪選考会を経験したいという思いで出場しました。２時間16分39秒で30位でした。初マラソンで、練習はそんなに積んでいません。40kmの坂では歩きました。
Ｑ．ニューイヤー駅伝もそれほどよくありませんでした（４区区間23位）。ここまでよくなった理由は？
清水　マラソンが終わってトラックできちんと狙おうという気持ちになれました。いつもならハーフマラソンとかいくつか出るのですが、今年は３月をまるまるトラックの練習に集中でき、落ち着いてトラックを迎えられました。
Ｑ．それは意図して、そうしたのですか？
清水　はい。
Ｑ．（質問不詳）
清水　マラソン後１週間は完全に休んで疲れを抜き、次の１週間で動きづくりをしました。疲れをゼロにして、一気にスピードを上げず、徐々にスピードに向かっていきました。

「昨年、5000ｍで13分台を８回くらい出し、5000ｍ通過を速く入っても気持ち的にゆとりができた」
Ｑ．経歴を確認させてほしいのですが、（八王子高→神奈川大）東京電力→スズキ→カネボウで、それぞれ何年在籍しましたか。
清水　東京電力が２年、スズキが３年、カネボウが３年目です。東京電力ではそこまで本格的に陸上ができなかったので、本格的にやりたいとスズキに移籍し、スズキが実業団から脱退したのを機にカネボウに移籍させていただきました。
Ｑ．自己記録を大きく更新できた理由は？
清水　自己記録が28分10秒68で、スズキの１年目に日体大記録会で出しました。セカンドが28分11秒51。以前は5000ｍの13分台が１回か２回くらいしか出せていなかったんです。それが昨年、13分台を８回くらい出しました。ベストも２回くらい更新しました（13分38秒42）。5000ｍ通過を速く入っても気持ち的にゆとりができたことだと思います。
Ｑ．自分の走りの強さは何だと考えていますか。
清水　きつくなってからしっかりと粘れることです。今日も7000ｍくらいで１人になって、＊＊＊＊＊＊＊ペースが上がったところもしっかりと粘ることができました。今日よかったのは、いつもだったらＢ標準を破れると思ったところで気がゆるむのですが、Ｂ標準が行けるなら27分台まであと５秒だと、気持ちを切り換えられたところです。
Ｑ．ペースメーカーも上手く利用できた？
清水　途中、（ペースメーカーのツォーについたのが）自分１人になって、67秒で引っ張ってくれとお願いしたら、67秒がきつくて、やっぱり68秒と頼み直しました。シックスティエイトと。それでよくなってナイスペースと。距離は正確に覚えていませんが、6000か7000くらいだったと思います。
Ｑ．今後の予定と日本選手権は？
清水　日本選手権は１万ｍです。暑さ対策もしないといけないでしょうか。１万ｍはこれで終わりで、ゴールデンゲームズinのべおかの5000ｍと東日本実業団の5000ｍに出場します。


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