2012/3/4 びわ湖マラソン
初マラソンの出岐が31kmまでは日本人トップ争い
学生歴代3位&初マラソン歴代10位の2時間10分02秒


レース後のカコミ取材時の一問一答
「日本人1位争いができたときは楽しかった」
Q.初マラソンを走り終えた感想は?
出岐雄大 ラスト5kmはマラソンのきつさを十分に感じました。
Q.2時間10分が***********?
出岐 ギリギリだ****。最後の5kmは2時間10分を切れるかどうかというところだったので頑張ったのですが。最後5kmが伸びず切れませんでした。
Q.初マラソンの自己評価は?
出岐 今回マラソン練習は30kmまでしかやっていません。33〜34kmまではなんとか走れましたが、残り8〜9kmが走れませんでした。40km走やマラソン練習をしっかりやって、落ち込みをなくせるよう、今後につなげたい。
Q.途中まで日本人1位争いをしましたが?
出岐 30km前後で先頭集団にいられて、日本人1位争いができたときは楽しかったです。
Q.マラソンでも通用すると思った点は?
出岐 中盤で自分のペースを作れて、先頭くらいに行けたのは良かったと思っています。
Q.ロンドン五輪が頭をよぎったことは?
出岐 チラッと。先頭を争っていたときによぎりました。
Q.今後のマラソンは?
出岐 4年後のオリンピックを目指してやっていきます。
Q.途中でもぐもぐしていたのは?
出岐 ブドウ糖(の飴)です。36kmでは取り損ねてしまいました。
Q.監督には何と言われていましたか。
出岐 好き勝手にやって来い、どうせ走れんだろうから、と。自分の中でも2時間15分を切るか、30分以上かかるか、どちらかだと思っていました。
Q.来年の箱根駅伝は2区間走る?
出岐 箱根はマラソンの距離の半分ですが、これを箱根に生かすのが課題です。1年後に生きてきくると思います。
Q.箱根駅伝前後もマラソンに向けた練習をしていたのですか。
出岐 箱根前は何もしていません。箱根に集中していたといいますか、12月にケガをして箱根もどうか、という状態でした。マラソンに向けた練習は2月に入って、30km走を4本入れたくらいです。全部1km3分30秒ペースでした。

青学大・原晋監督コメント
「うまくいけば2時間9分台もあると思っていた」
「うまくいけば2時間9分台もあると思っていましたが、マラソンは甘くないので2時間20分になるかもしれない。初めてなので、どちらに転ぶか見えませんでした。(出場に反対したという報道もあったが)脚の状態が悪かったので、無理して出るつもりはなかったということです。最終的には2月の練習を見て故障が再発しないようなら出ようと話していました。実際、2月の合宿で30km走を4本やって『どうだ?』と聞いたら『もう大丈夫です』ということで出場しました。今のマラソンなら30kmまでは間違いなく行ける確信はありましたね。1時間30〜31分ならたぶんつける。残りの12.195kmをどう踏ん張れるか、だと思っていました。食べていたのはブドウ糖の飴です。レース前日に金哲彦さんからアドバイスをもらい、急きょ給水ボトルに貼り付けました。トラックでは今季、5000mで13分45秒くらいを出させたい、意外とスピードもありますので。10000mは28分30秒を切らせたいですね。来年、卒業前にまたびわ湖か東京で走ると思います。2時間7分台の学生最高が目標になりますね」


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