2011/12/23 山陽女子ロード
マラソン五輪選考会への手応えは?
伊藤&野口&坂本コメント
     アテネ五輪代表

伊藤 舞
4位・1時間10分03秒
「マラソン練習のスタートとしては良かった」
「駅伝があって距離走をしていなかったので、15kmからへばるかなと心配していました。実際へばってしまいましたが、それでも押して行って自己新を出せたので良かったと思います。でも、赤羽さんのペース変化には対応できなかったことは課題です。(マラソン練習のスタートとしては)良かったと思います。もう一度距離走をして脚づくりをして、スタミナをつくっていきます。3月のマラソン(名古屋ウィメンズマラソン)には上手く持っていきたいと思います」

野口みずき
5位・1時間10分48秒
「何年も走れなかったことを思えば、今日の結果も大したことではありません」
「最初はまあまあイケルかなと思っていたのですが、7km過ぎから疲労感が出てきて、体がきつくなって集団の後ろに下がり、そのままずるずると後退してしまいました。マラソン・トレーニングの疲れが出てきたのかな。調整はまあまあ良かったので、(原因は)ちょっとわからないのですが。本番の大阪でこうなるよりもよかった。オランダみたいにヒザの変なかくかく感がなかったですし。応援してくださった皆さんには申し訳ない結果でしたが、今まで故障をして何年も走れなかったことを思えば、今日の結果も大したことではありません。時間もあります。気持ちを切り換えて大阪に向かいます」

坂本直子
7位・1時間12分01秒
「大阪に向けて手応えはあったと思います。最初からきつかった割には粘れた」
「ペースは決めていませんでしたが、みずきさんが大阪のテストランと話していたので16分50秒くらいでは行くだろうと予想していました。最初の1、2kmで脚がきつくなって、このペースで行く力はないと判断しました。駅伝後に距離走もやりましたし、最初から体が重かったです。勝負をするレースではなく、どこまで我慢できるかというレースでした。
 そういう意味では、大阪に向けて手応えはあったな、と思います。最初からきつかった割には粘れたと思いますから。16分50秒ペースにも余裕ができる練習をして、調整ができたら行けます。あとはマラソンを走るための後半のスタミナが足りないので、そこをどうするか。今日も15〜20kmが17分24秒まで落ちているので、その辺が課題になります。
 ケガをして戻ってきたときに、以前の走れていた頃の自分を求めてしまっていました。もう少しきつい練習を、と求めてしまって、その結果練習がつながりませんでした。最近は、もう少しやりたい、というところでやめるようにしています。それで故障がなくなって、ちょっと痛くなると我慢して、継続するやり方にしています。
(大阪国際女子マラソンの位置づけは?)復活ですかね。そういう感じです。
(伝説のスパートがもう一度見られる?)頑張ります!」
※アテネ五輪選考会だった2004年大阪国際女子マラソンの30〜35kmを15分47秒と強烈なスパートをして、その5kmだけで2位の千葉真子(豊田自動織機)を56秒引き離した。


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