2011/12/23 山陽女子ロード
赤羽が“駅伝5日後”のハーフで1時間09分16秒
大会新&自己サード記録
「体の力みをとり、肩の力を抜いて自然に走ることを考えてスタートしました」

レース後の一問一答
Q.全日本実業団対抗女子駅伝で思ったような走りができませんでしたが(3区で区間21位)、今日はタフなコースで大会新でした。どこが良かったのですか。
赤羽有紀子 結果的に大会新記録で優勝できたことは、とても嬉しく思います。駅伝の日は調子がとても良くて、“今日は絶対に走れる”と思ってスタートしましたが、力み過ぎて体がまったく動いてくれませんでした。今日はとにかく体の力みをとり、肩の力を抜いて自然に走ることを考えてスタートしました。最初の5km、6kmまでは本当に苦しかったのですが、いつかは楽になるところが絶対に来ると思って、そこをこらえることができました。10km以降で楽になって、自分のリズムを取り戻せて、良い結果につながりました。

Q.レース展開をどういう形にするか、事前に何か考えていましたか。
赤羽 スタート前はとにかく先頭集団について行くことしか考えていませんでした。自分で仕掛けようと思ったのは10km過ぎに体が動くようになってからです。どこかで仕掛けてみたいと思ってレースを進めました。
Q.10〜15kmが16分11秒でした。最初から、一番苦しいところで上げようとイメージしていましたか。
赤羽 最初はとにかく先頭について行こうと思っていましたから、最初から考えていたわけではありません。でも10km以降体が動いてきて、夫であるコーチも9kmあたりで“自分で行けるところで行け”と言ってくれました。どこかのアップダウンで仕掛けて行こうと思っていたときに、ちょうど下って上る箇所があったので、そこで思い切って行ってみました。
Q.最後の方はかなり呼吸が荒かったように見受けましたが。
赤羽 久しぶりに追い込めたと思います。

Q.9kmくらいまで野口みずきさん(シスメックス)の後ろを走っていましたが、間近に見てどんな印象を受けましたか。
赤羽 野口さんの後ろを走っているときは、とてもきつくて正直、余裕がありませんでした。自分のことしか考えられませんでしたね。
Q.調子が悪い中で出場して、何を一番得られたと思いますか。
赤羽 駅伝が調子良い、調子良いと言っていて、あんな結果に終わってしまいました。そ原因だった力んだ走りを改善するということと、いつもの自分の走りを取り戻すことに集中して走ればいいかなと思っていました。それを今日、ちゃんとできたことは良かったと思います。
Q.マラソンの五輪選考レースを走るかどうか、なんとなくイメージできていますか。
赤羽 大阪を見てから名古屋を走るか、違うマラソンに出るかを考えています。次のマラソンにつながるレースはできたと思います。


寺田的陸上競技WEBトップ