2011/10/2 かわさき陸上競技フェスティバル
子どもたちがスポーツの楽しさを体験し、トップレベルの競技も行われるイベント
かわさき陸上競技フェスティバルが今年も開催
招待男子800mは牧野が優勝


 かわさき陸上競技フェスティバル(グラスルーツアスレティッククラブ主催)初日が川崎市の等々力陸上競技場で行われた。
 この大会は
@次世代の子どもたちにスポーツのすばらしさを体験してもらうこと
A競技者に競技への意欲を高めてもらうこと
(最適なグランドコンディションのもと、たくさんの観客の応援の中で自己記録を狙ってもらう)
B陸上競技の多様性を理解してもらうこと
(駅伝、マラソンの人気が高い日本の陸上競技であるが、トラック、フィールド種目のスピード、迫力にも触れてもらいたい)
※大会プログラムから転載
 を大会趣旨として、2002年から開催されている。
 初日はチャレンジ陸上競技と招待男子800m、講習会が実施された。チャレンジ陸上競技は100m、走幅跳、ヴォーテックススローの3種目を行い、各種目の記録を得点換算し、その合計で順位を競う。参加者を6グループに分け、ローテーションで各種目をこなしていった。
 招待男子800mは横田真人(富士通)がペースメーカーとなって200mを25秒12(寺田による手動計時)、400mを52秒26、600mを1分19秒91で通過。600 mで横田がリタイアし、最後の直線で牧野康博(ユティック)が抜け出して1分49秒15で優勝した。2位の口野武史(富士通)、3位の宮崎輝(自体学)、4位の笹村直也(慶大)までが1分49秒台だった。
 講習会は4つのグループに分かれ、スプリント系が中心のグループを小島茂之さん(シドニー五輪100 m代表)、中・長距離系が中心のグループを渡辺高博さん(バルセロナ五輪400 m代表)、跳躍中心のグループを藤川健司さん(ドーハアジア大会走幅跳代表)、投てき系中心のグループを田代章さん(国際陸連公認コーチ)が担当。どのグループも和やかで活気のある雰囲気のなかで講習が行われていた。
 大会2日目は10月29日(土)開催で、招待種目は男女800m、男子1500mが行われる。

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招待男子800mは日本記録保持者の横田(左端・富士通)がペースメーカーを務めた

子どもたちの声援を受ける中、日本選手権3位の牧野が最後の直線で抜け出し1分49秒15で優勝

4位の笹村が1分49秒90と自身初の1分50秒突破。選手仲間から祝福される

6位の櫛田貴茂(慶大)も1分51秒76と自己記録を0.12秒更新し、慶大の先輩の横田から祝福された

藤川さん(走幅跳7m91がベスト)の講習会

渡辺さん(400m45秒71がベスト)の講習会

田代さん(十種競技7077点がベスト)の講習会

講習会が行われている横でダウンを行う慶大OB現役トリオ

小島さん(100m10秒20がベスト)の講習会

最後に参加者全員で記念の集合写真


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