2010/11/7 全日本大学駅伝
選手コメント集B
3、8区編


3区・区間1位(27分02秒=区間新)
油布郁人(駒大1年)
「最初の1kmは攻めましたし、7kmでも攻めました」
「監督からは27分40秒を設定されていました。(大きく上回ったのは)良い位置でタスキをもらえたからです。すぐ前に早稲田がいて、ついて行った結果です。(最初の1kmは2分37秒と相当に速かったが)徐々に詰めて行って、結局きつくなって追いつけなくなるのが嫌で、攻めました。今までの駅伝のなかで一番速かったです。しっかりと入って中盤で我慢できたのは自信になりました。(スパートは)高橋正仁コーチから7km過ぎに上りがあって、そこで仕掛けたら大きく展開が変わると言われていました。そこで攻めて引き離すことができたのはよかったです。
(2区区間5位だった出雲との違いは)調整が出雲と比べて上手く行きました。出雲は夏の疲労が尾を引きました。その夏も走れなかったのですが。出雲の後は不安の残らない調整をしました。自分の中で気持ちよく走れて、疲労感とか脚が重いとかがなく、100%の自信がありました。
 ただ、区間新というのはちょっとビックリです」

8区・区間2位(57分47秒)
村澤明伸(東海大2年)
「ケガ(足首の捻挫)の不安があったから20kmにさせてもらったんです」
「2分55秒で行くこととシード権だけが頭にありました。9位くらいでシードの6位とは1分ちょっとの差と聞いていましたが、直前の情報ではなく、中継までにどのくらいの差になっているのかわかりませんでした。最初は中大の前に日体大が見えて、日体大に追いつけば6位だと思ったんですが、(途中で日大がごぼう抜きをしたりして)何位で走っているのかわからなくなり、ゴールして(5位とわかって)よかったなと思いました。
(20kmの距離への不安は)スピード練習ができていなかったので、長い距離を押していく方がいいかな、と思いました。ケガ(足首の捻挫)の不安があったから20kmにさせてもらったんです。足首の不安はもうありませんが、その影響でフォームが崩れていました。ようやく、本来の外側接地が戻ってきたところです。まだ、拇指球だけで軽くタッチする感覚です。上り調子の状態ですが、スピードはまだ出せません。
 やっぱり練習不足は否めないと走りながら感じていました。走り終わった今もそうですが、箱根ではさらに(距離や、区間によっては起伏などが)きついものになります。そこに向けた身体づくりをしていかなければなりませんし、それは箱根だけでなく、来年の4月以降も視野に入れた走り込みになると思います」


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