2010/2/28 東京マラソン
初マラソン日本最高から7年
藤原が日本選手5年ぶりの優勝

               国内主要マラソン男子で


レース後のコメントを整理して紹介
●レース展開について
 33kmで一度出たのは人数を絞りたかったからですが、振り返ったら2人くらいしか落ちていなかったので集団に戻りました。ペースは遅くて余裕があったので、一度タメて40〜41kmの橋で勝負と思っていました。行くならここだと。佐藤敦之さんは一番マークしていました。キスリと佐藤さんはずっと見ていました。でも、そんなに動きが良いとは思いませんでした。(寒さは)僕は比較的脂肪がついている方なので(大丈夫でした)。
●今回のマラソン練習
 レース前は、天候が良ければ2時間7分台で勝つつもりでした。天気が悪くても、勝ちたい気持ちだけは強かった。練習もできていたし調子も良かったから。1月以降で40km走を2回やりました。2003年(びわ湖で2時間08分12秒の初マラソン日本最高)も箱根駅伝から2カ月でマラソンに持っていきましたが、そのときよりも良い練習ができたと思います。質を上げられました。去年の夏から上がってきて、練習でしたことをレースで出せると感じられるようになりました。
●初マラソン後
 2年前のびわ湖に出るまでは、いつ走るんだと言われ続けました。入社1年目がケガでだめで、3年目から5年目は精神的に辛かった。2005年には肝機能障害になってしまいましたが、数値が戻るまで走るなと言われ、4カ月近く走りませんでした。学生時代からお世話になっている小川コーチが支えてくれました。くさっているときも怒ることなく、待っていてくれました。今は心と体がマッチして、この1年は充実しています。
●今後について
 次のマラソンを具体的には考えていませんが、1つ1つのマラソンでしっかり結果を出し、世界選手権、オリンピックに行ければいいと思います。ロンドン五輪時には31歳。選手として旬の時期ですので結果を出したい。それに向けた第一段階が、今日だったと思います。マラソンで世界と戦うため、勝てる選手だと証明したかったんです。

藤原正和のマラソン歴
1 2003 3.02 びわ湖 3 2.08.12.
2 2003 8.30 世界選手権 dns dns
3 2008 3.02 びわ湖 9 2.12.07.
4 2010 2.28 東京 1 2.12.19.


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