2010/4/24 日本選抜和歌山
村上、シーズン第1戦の1投目に82m49!!
サード記録&国内自己最高
発熱の影響で2投目以降はパス
競技後の一問一答
「次に(85m)行けると思える投げが今日できました」
Q.今日の出来はどう自己分析しますか?
村上幸史 3月半ばくらいからシーズン用の練習に切り換えて、4月頭から投げ込みや技術トレーニングを入れてきました。感覚的なものと距離的なものが昨年よりも良い状態であることが、僕の中で確信を持てていました。和歌山は(昨年きっかけをつかんだ)縁起の良い大会。シーズン初っ端から狙っていこうと思っていました。でも、気持ちが入りすぎたのか、昨日の夜中に目が覚めたと思ったら熱がありました。(そんな)今日のコンディションで82m49なら、去年よりもレベルが上がっていると思います。次は大阪GPですが最高の状態で迎えられる。
Q.記録の感想は?
村上 今季は85mという記録を身近な目標としています。できるだけ早い段階で投げたいと思っていました。和歌山、大阪GP、日本選手権の3つのうちで投げたいと。次に行けると思える投げが今日できました。次の大会が楽しみです。
Q.今季の目標は85mと…?
村上 出る大会全てで80mを超えることと、最後にあるアジア大会を気持ちよく締めることですね。
Q.今日の82mは軽く行ったようにも見えましたが?
村上 頑張らなかったと言いますか…調子自体が上がっていれば、あのくらいの楽な投げのなかでも力強さを出していけます。今日は助走が少しフワフワしていましたが、流れをしっかりと意識して最後まで入っていき、左脚が最後に入った瞬間、力を入れればいい。それでも、今日は70m後半くらいかなと思っていましたから、記録には僕自身ビックリしています。
「最悪のコンディションでも1本目をしっかり投げたかった」
Q.熱は何度くらい出ていたのですか。
村上 夜中は38.6℃ありましたが、朝方には37℃ちょっとまで下がりました。
Q.風邪ですか。
村上 わからないですね。
Q.公式戦は今日が初めてということですか。
村上 初めてです。
Q.熱があったのでアップを少なめにした?
村上 アップも少なめでしたが、1本目を今まで以上に大事に行きました。その1本目で結果を残すことができたのはよかったですね。(きっかけをつかんだ)去年よりも良かった。その辺を自信にしていきたいと思います。
Q.1本目で良かったから残りをパスしたのか、最初から決めていたのか。
村上 今日は最初から1本と決めていました。これからの大会でどんなコンディションで臨むのかわかりません。全ての大会が良いコンディションとは限りませんから。最悪の状態の時にどういうシリーズでまとめられるかも重要ですから、今日は1本でしたが大事に行きました。トライアルの段階から1本目のことだけを考えて準備しました。
「トレーニングの流れは変えていませんが、感覚的には明らかに変わりました」
Q.今日の記録は自己3番目、国内自己最高で正しいですか。
村上 そうですね。国内最高ですね、去年のスーパー陸上(82m41)を上回りましたから。
Q.それでも、それほど喜びませんでした?
村上 悔しかったですから、体調を崩してしまって。ビックリするような記録を狙っていましたから。
Q.一冬越えて、どこに手応えを感じていますか。
村上 基本的には今までやってきた流れを、あえて変えていません。その方が良いかなと。去年の自分はどういうところに意識を置いて投げていたかを、感覚的なところですけど、普段のトレーニングでも意識してきました。ウエイトや跳躍トレーニングなど、やり以外の普段のトレーニングをしているときでもです。その結果、感覚的なところが明らかに変わってきたんじゃないかと思っています。
役員 すいませんが病院の手配ができましたので、この辺で終了させていただきたいと思います。
村上 ありがとうございました。
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