2010/5/22 関東インカレ3日目
江里口、リレーでは中大に脱帽も
明日の200 mと総合Vに意欲
飯塚も「200 mは勝つことが目標」

 1部100 m優勝者の江里口匡史(早大)は完敗を潔く認めていた。
「リレーはチーム力。負ける気はしていませんでしたが、結果はちょうど1秒差。完全に中大のレースでした。(中大は)みんな走りが良かった。(学生新は)自分たちもここ数年目指していて出せなかった記録。その重みはわかっています」

 早大が4レーンで中大が5レーン。1走の小原真悟と2走の江里口で、中大の前に出ることが勝機を開くと考えていた。だが、中大2走の川面聡太に対し、僅かに差を詰めたが前に出ることはできなかった。
「僕らも今のベストのメンバーで走順を組みました。それで前に出られなかった。こちらの実力よりもあちらが勝っていました」
 3走で中大がリードを奪い、4走の飯塚翔太に一気に差を広げられた。
「飯塚はすごかった。バトンが渡ったときは僅差でしたから。自分たちのタイムは39秒5くらいだと監督も見ていましたから、38秒5を出されたら勝ちようがありません」

 完敗を認めた江里口だが、明日の200 mと総合優勝には前向きだ。
「200 mは向こうが得意と思っているかもしれませんが、スピードはこちらの方がある。前半からがっつり行けたらとは思いますが、最終的にゴールしたときに前にいることが大事です。それが、チームのためということ。(目標の総合Vに向けて)今日は必ずしも良くありませんでした、明日は200 mの他にも5000mとハーフマラソンがありますし、棒高跳もある。リレーはやられましたがチームには明日があります。あきらめず、ラスト1日踏ん張ります」

▼男子200 m予選
1組(+0.4)
1)21.36 川面聡太(中大3年)
2組(+1.1)
1)20.95 飯塚翔太(中大1年)
3組(+0.5)
1)21.23 江里口匡史(早大4年)
4組(+0.2)
1)21.07 安孫子充裕(筑波大4年)


飯塚の200 m準決勝・決勝に向けたコメント
「20秒58(静岡国際の予選で出した自己記録)が一発でないことを見せられたらと思っていましたが、今日の予選は良い走りができたと思います。予選を楽に行くことができたので、準決勝も良い走りができると思います。明日は勝つことが目標ですが、20秒58に近いタイムを出したい。そのくらいを出せないと勝てないと思いますし。勝ちたいですけど、自分の走りがしたいです」


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