2010/3/7 びわ湖マラソン
レース後コメント
@佐藤智之(共同会見) 2位・2時間10分07秒
「35km以降で自分から仕掛け、逃げ切れたことは自信になります。次につながる」
Q.レースの感想と自己評価は?
佐藤智之 12月に大失敗をして臨んだレースでした。記録(2時間10分07秒)は納得できるものではありませんが、日本人1位は良い(再)スタートができたと思います。35km以降で自分から仕掛け、1位の外国人選手には追いつけませんでしたが、(他の日本選手から)逃げ切れたことは自信になります。次につながるレースだったと思います。
Q.アジア大会選考レースでしたが、そこはどう考えていましたか。
佐藤 アジア大会選考よりもまず、きっちりと42.195kmを走ること。苦しみ抜いて走ることを課題として臨みました。結果として日本人1位になることができ、選んでもらえたらいいのですが。
Q.気持ちの部分では気楽だったのか、それとも、福岡の失敗で後がないという気持ちだったのか。
佐藤 気持ち的には楽に、選考とかは何も考えずに42.195kmをしっかり走ることに集中しました。ただ、ここで失敗したらこの後がきつくなる。なんとしても結果を残したいという思いはありました。
Q.レース展開を振り返って、ツェガエ選手がリードしたところは?
佐藤 そのときに自分は集団の後ろの方にいて、追いつくのに手間取ってしまいました。日本人のトップには追いつくことができましたが、ツェガエ選手まで行くのはきついと感じました。目標を日本人1位に切り換えざるを得なかった。そこから我慢をして、35kmから仕掛けていくことができました。
Q.あそこから仕掛けていったのは?
佐藤 最後の最後での勝負となると、タイプ的に厳しい。ロングで仕掛けていかないと苦しいと判断して、残り5kmで行きました。
Q.福岡後の12月のうちにびわ湖出場を決めたということですが、どこに気持ちのポイントを置いてやってきましたか。
佐藤 福岡で失敗したすぐ後にニューイヤー駅伝がありました。チームとしては外せない試合です。気持ちはしっかりと切り換えましたが、福岡の1週間後に新型インフルエンザにかかってしまいました。ニューイヤーには絶対に間に合わせろと監督から言われていましたが、思ったような結果を残せませんでした(4区区間18位)。目標をつくらないとズルズル行ってしまいそうだったので、びわ湖でしっかりと走ろうと。2カ月の準備は経験がない短期間でしたが、ポイントを合わせて練習できたと思います。試合が近づいて体調が上がってきて、手応えは感じていました。
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