2009/8/21 世界選手権7日目
男子4×100 mR新生・日本チームが予選突破
レース後の4選手コメント
2走・塚原直貴
「明日は日本記録、欲しいですね!」
「(結果は)最低限でしょう。こうして1回バトンがつながった。修正するところも結構出てきたので、そこを修正していけばいいと思います。開始時間の若干の遅れもありましたが、集中は切れませんでした。(修正は)江里口と僕のところで100%で走ること。今日は、若干緩めました。走ってくる雰囲気を見て判断しました。2→3走のパスは特に問題ありません。そこが問題だったらヤバイでしょう。鉄板です(高平と朝原さんは『詰まっていた』と言う)。
(1・4走の2人は硬くなった?)しょうがないでしょう。でも1本走って、********。去年の北京五輪の結果はどうしてもまとわりつく。なんとか蹴り飛ばしたいですね。予選を見ると37秒台も出ています(後にそのアメリカが失格)。(4〜7位くらいは)混戦になるでしょう。
(自分の走りは)僕は重たいと思っていましたが、苅部さんや土江さんはちゃんと動いていると言ってくれています。自分では肩周りが重い感じがしますが、冷静に見たら進んでいるかな、と思います。
(2走が勢いに乗せたのでは?)そうすか。良い感じでムードメーカーになれればいいんですけどね。まあ、ここまで来てあまり考えても仕方ありません。1人1人が個人種目で結果を出せなかった悔しさをバネにしています。そのなかで********。そういう気持ちをチーム一丸となって前へ進めたらいい。よっしゃあ!
(スタートではなく前の走者を待っている間の気持ちは)じれったい感じはあります。朝原さんが止まって待っていると地面に貼り付いてしまう感じがすると話していましたが、僕もそんな感じがしました。セットするまでうろうろしていました。江里口が位置に着くときに自分もセットしました。あまり前からセットしていたらダメですね。
(中断中は)屋内アップ場に行きましたが、変に固まってしまったときに動けばいいだけです。中断は自分たちにチャンスなんだと思いました。どこかが焦ってくれることもありますから、逆に自分たちは冷静にやればいい。
(マークの位置は)今日は1足長縮めました。僕の1足長は27cmです(笑い)。
明日は日本記録、欲しいですね! まずは、目標は37秒台。でも、個々の役割を出ないように走ることが、結果的に良くなっていく。まず、バトンをアンカーまでつなぐ気持ちですね」
1走・江里口匡史
「後半、乗り切れなかった部分がありますが、悲観するほどではありません」
「(実際の走りも)スタートから行けていたと思います。リレーでは一気に上げるのではなく、バトンパスで一番のスピードになるよう、乗せて行く走りが求められます。後半、若干しんどかったですね。乗り切れなかった部分がありますが、悲観するほどではありません。塚原さんに若干、緩めてもらうことになってしまいました。
決勝は何があるかわかりません。自分の走りをするだけです。速いチームがこけなかったので、一緒に走るのは良い経験になる。100 mの2次予選では手を抜かれていたと思いますが、今度は本気で来るので頑張ります」
3走・高平慎士
「テグ、ロンドンに向けて新生リレーチームとして上を狙いたい」
「代表の自覚があるので、決勝に残らないといけないことはみんなわかっている。テグ、ロンドンに向けて新しいチームの第一歩として、しっかり戦っていきたい。第一歩だからといって決勝に残らないというのは許されませんけど。
(バトンは)2→3走は詰まり気味でした。藤光のところは問題なかったです。雨が降ってアクシデントが起こる可能性もあったので、3走は気をつけないといけません。藤光にも、何かあっても冷静にと話しました。(決勝では)塚原とのところはもうちょっと行けそうな感じはあります。精度の高いものを求めていますから。普通に行くくらいでは満足できません。
(決勝は)1つでも上に行くことが目標です。テグ、ロンドンに向けて新生リレーチームとして上を狙いたい。若い力とその勢いで、どこまで世界と勝負できるか。リレーの伝統と文化を引き継いで、去年のチームに近づきたい。遠い先に伝統を引き継いでくれる人に、テレビで僕らの戦いを見せられるようにしたい」
4走・藤光謙司
「『朝原さんだったら』と後で言われないような仕事をしたかった」
「右にトリニダードトバゴがいたのはわかったので、食らいついていこうと思いました。そんなに離されなかったと思います。順位は上で来ると思っていたので、落とさずに走りきりたかった。最低限の仕事はできたと思います。4走と言われたのは一昨日の昼過ぎのミーティング。個人レースが選考と思っていましたが、1次予選の走りでアピールできたと思いました。嬉しいと同時に責任感も感じました。朝原さんから特にアドバイスはもらっていませんが、周りから『朝原さんだったら』と後で言われないような仕事をしたい、と思っていました。これからが勝負です。決勝も予選と同じように、チームで心を1つにして、最後まで緊張感を持って走りたいです。
自分はスタブロから出るのが苦手ですけど、スタンディングから走り出すのは好きなんです。バトンパスなら安定して走れると思います。早出はしませんよ(笑)」
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