2009/7/24 陸連短距離合宿公開練習
練習後の合同取材時コメントかなり要約しています
その1 400 m系トリオ編
廣瀬英行(慶大)
「100 mの人たちにスタートをどうしたらいいか質問して…」
「慶應では400 mが強い選手がいないので、一緒に練習できると刺激になります。
僕の走りは前半が遅いと指摘されていますが、木村(慎太郎)さんたちと一緒に走って、前半を速く走れるように練習しています。100 mの人たちにスタートをどうしたらいいか質問して、もう少し腰を低くして出た方がいいと言われました。でも、(そのスタートをするには)他の選手に比べて筋力不足なので、筋力強化もしていかないといけません。
ただ、前半を飛ばすと後半が落ちるので、どちらの型でやるべきか悩んでいます。時間がある間は、前半を上げる練習をしていこうと思っています。
(300 mで成迫健児に互角以上に走っていたが)成迫さんが3本目で、そこに僕が加わったからです。僕もバネ練習をした後だったので、その分バネを使った走りができませんでしたが。
本番では自己新を出しても予選が通過できるかどうか。予選から自己新を狙っていきます。これから戦っていくことを考えても、A標準の45秒50くらいを目標にしています」
成迫健児(ミズノ)
「タイムを出しても残れないことは身をもって体験したので勝負をしっかりと」
「ローマ・ゴールデンリーグ(49秒91の9位=最下位)で一番置いて行かれたのは、3コーナーから4コーナー。少しの失敗で、一気に流れに飲まれた感じです。そこをしっかりやらないと、後半の勝負もできません。(失敗は)5〜6台で間延びした走りになってしまって、7台目で14歩に切り換えられず15歩になってしまいました。
後半はスピードに乗れず、テンポアップができずにフワフワした走りになってしまいました。それでも、10台目を降りてからフィニッシュまでのタイムは47秒台のときより速かった。(終盤は)着地したところでいつも体が開いてしまうのですが、開かずに行けたからです。8、9台目はできませんでしたが、10台目だけできました。そこの感覚を次のレースで(8月2日)、スピードに乗った状態で試したい。
準決勝通過ラインは48秒4あたりになりそうです。48秒6とかでは残れない。今、世界で飛び抜けた選手はいませんが、そのあたりには多くの選手がいます。タイムを出しても残れないことは(世界選手権大阪大会で)身をもって体験したので、勝負をしっかりとしないといけない」
新宮美歩(東大阪大敬愛高)
「私が走るのに、先輩方がアップがてらに一緒に走ってくれたりもします」
「今日の練習は学校でやっているサーキットでした。合宿中のメニューも全部、敬愛のメニューでやらせてもらっていて、一緒に走ったりは今回はしていません。合宿の最初はすごく緊張していましたが、皆さんよくしてくれて、器具の準備も手伝ったりしてくださったりしてくれます。私が走るのに、先輩方がアップがてらに一緒に走ってくれたりもします。
この合宿の違いは、大人の人たちは……先輩方は淡々とアップをやっているところ。自分ももう少し、余裕を持てたらいいですね。アップとダウンが大切なんだと実感しました。
これから世界を目指していくなかで、早くにこういう経験ができるのはすごくいいことだと思います。本番ではメンバーに入って、自分の位置を確かめたい。(仮に出られなくても)アップ場には入れるので、世界で戦う選手のすごさ、レベルを感じてきたいと思います」
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