2009/5/11 
ユニバーシアード代表発表
短距離の金丸、安孫子、長距離の柏原、村澤、跳躍の鈴木、荻田らが代表入り
標準記録突破種目では男子の3000mSCとやり投が代表漏れ

 日本学連は11日、第25回ユニバーシアード・ベオグラード大会の代表選手30人を以下の通り発表し、尾縣貢日本学連強化委員長が会見した。
選手 大学 学年
短距離 木村慎太郎 早大 4
江里口匡史 早大 3
安孫子充裕 筑波大 3
齋藤仁志 筑波大 4
金丸祐三 法大 4
廣瀬英行 慶大 2
石塚祐輔 筑波大 4
中距離 横田真人 慶大 4
長距離 村澤明伸 東海大 1
柏原竜二 東洋大 2
宇賀地強 駒大 4
障害 吉田和晃 順大 4
跳躍 高張広海 東海大 4
鈴木崇文 東海大 4
荻田大樹 関学大 4
堀池靖幸 早大 4
ハーフマラソン 池田宗司 駒大 4
星 創太 駒大 4
若松儀裕 東洋大(東京電力)
競歩 藤澤勇 山梨学大 4
鈴木雄介 順大 4
短距離 高橋萌木子 平成国際大 3
長距離 西原加純 佛教大 3
小島一恵 立命大 4
西川生夏 名城大 4
跳躍 佐藤芳美 福岡大 4
ハーフマラソン 津崎紀久代 名城大 2
野村沙世 名城大 2
齊藤千聖 城西大 3
競歩 渕瀬真寿美 龍谷大(大塚製薬)

 選考基準は日本学連サイトにある通り。
 競歩の3選手は全員が世界選手権代表。また、世界選手権代表になりそうな選手で、「辞退した選手はいなかった」(尾縣貢日本学連強化委員長)という。
 昨年標準記録(日本学連が独自に設定)を突破している種目のなかでは、男子3000mSCと男子やり投が選ばれていない。JOCからの枠が30と決められているため、有資格選手のなかでの比較となった。
「3000mSCは兵庫リレーカーニバルで、他の学生選手に負けていて、その選手が標準記録を破っていません。今年の調子や安定性などをトータルして選考しました」(尾縣委員長)
 これは何度も指摘しているように、枠が定められているために生じる問題。尾縣強化委員長も「種目間の比較は本当に難しいし、枠がなければ全員選びたかった」と話している。
 また、選ばれたメンバーを見ると、今季になって状態が落ちている選手もいる。代わりに今年、標準記録に迫った選手(男子1500mの田中圭祐や砲丸投の山田壮太郎)も表れていた。「伸びている選手もいるが、標準記録突破者の中から選ぶ大前提は崩せなかった」(尾縣強化委員長)と言う。

 従来、選考競技会のメインと位置づけられていた地区インカレが、選考会に含めることができなかった。春季グランプリのなかで選考レースを設定した。JOC提出期限が5月11日であるためどうしようもないことだが、それについてはどのような意見が出ていたのだろう。
「どうしてインカレが入らないんだ、という意見もありましたが、地区インカレは日程も違うし風などの条件が違うこともあります。直接対決の結果で決められるので、選考が容易になっている面はありました」

 目標のメダル数は9個。
<男子>
・短距離個人種目で1つ
・リレー2種目で2つ
・長距離で1つ
・ハーフマラソンで1つ
・競歩で1つ
<女子>
・長距離で1つ
・ハーフマラソンで1つ
・競歩で1つ

 これが実現すれば、10個を獲得した2001年北京や05年イズミールに迫る数字になる。


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