2009/5/3　静岡国際
福島が23秒14！　日本記録を0.19秒更新
「私のやりたかったレースができたと思います」

レース後の一問一答
Ｑ．日本新記録の感想は？
福島　中村監督の言ったとおりだな、と。本当、嬉しく思います。
Ｑ．中村監督はなんと言っていたのですか。
福島　「（日本新が）出るよ」と。監督はいつも、大きいことを言ってくれるんです。200 ｍだったら22秒台とか。（それに追いつけるように）段階を追って出していきたいです。その意味でも、今日は記録が出て嬉しいです。
Ｑ．前半から積極的に行ったのは、高橋萌木子選手を意識してのことですか。
福島　特に意識をしたわけではありませんが、私のやりたかったレースができたと思います。
Ｑ．前半を速く行く意識は強いのですか。
福島　前半から積極的に飛ばすといいますか、男子選手は100 ｍの記録の２倍よりも速いタイムで200 ｍを駆け抜けます。私もやれるだけやって、100 ｍと同じスピードで200 ｍを走りたいといつも思っています。
Ｑ．織田記念（11秒23・＋2.2）の走りから、200 ｍの記録はこのくらい出せると思っていたのですか。
福島　記録の方はもう、自分の走りに任せています。具体的な数字は決めていません。レース展開としては、最初から行こうと。
Ｑ．高校の頃の200 ｍは、今ほど前半から突っ込めていなかったのでは？
福島　監督の影響というか、指示通りにやるようになってからですね。200 ｍは100 ｍの記録の２倍で走れてもおかしくないという。どこまでもつか、ですね。
Ｑ．22秒７くらいが出せると？
福島　そこまでは、まだまだですが。スタミナの問題とかで。将来的には、後半も一緒のタイムで走れたら、と思います。
Ｑ．高橋さんが来ていることはわかりましたか。
福島　来ることはわかっていましたが、自分のレーンだけしか見ていませんでした。最後の最後は、相当に意識しましたけど。
Ｑ．（質問不詳）
福島　それはほとんど感じませんでしたが、ゴールでもかなり見えて、フィニッシュしちゃいました。転んでしまいましたけど。気持ちだけが先にゴールして、脚がついて行きませんでした。
Ｑ．冬の間は腰痛もあったのに、それでも100 ｍと200 ｍでここまで走れているのはどうしてでしょう？
福島　オリンピックを経験できたことが大きいと思います。今年はベルリンで世界陸上もあります。頑張りたいと思って毎日過ごせました。

２位・高橋も23秒15でＢ標準突破
レース後のコメント
「（どちらが勝ったのか）織田記念と同じ展開で、走っている選手は少しわかります。追われている方はわかりにくいかもしれませんが。202ｍあったら行けたかもしれませんが、200 ｍのなかでどう勝負するかなので、そこは受け止めないといけません。このタイムで負けたら仕方ありません。でも、悔しい気持ちもあります。Ｂ標準は目標にしていましたのでよかったです。ここでとどまるのでなく、100 ｍも200 ｍもＡ標準を切りたい。福島さんはライバルでもあり、親友でもあり、とても良い距離感でやれています」


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