2009/5/24 関東インカレ最終日
コメント集B
金丸のアジアGPと
筑波大3選手の日本選手権への抱負


金丸祐三
「標準記録の3分03秒00はそこまで難しい記録ではありません」
「アジアGPは持てる力を出し切りたい。言葉は悪いですけど世界選手権は、日本選手権に勝てば内定が出ますが、4×400 mRは標準記録を切らないといけません。個人でも(自分以外は)標準記録は切れていない。マイルチームに求められているのは(自分以外の3人の)ハングリーさというか、マイルへの思いです。僕も、それを感じ取って走りたい。ただ、3分03秒というのはそこまで難しい記録ではありません。3分02秒だったら、1試合で出せというのは酷な話ですが。しっかりと走るだけです」

安孫子充裕(筑波大3年)1部200 m優勝・20秒68(+0.8)
「後半のスピード維持がカギ」
「今日の200 mはまず、勝負を意識しました。疲れもあったし条件も良くなかったので、勝つことを意識しました。
 先週の100 mのタイム(優勝記録の10秒30・+0.4)は、200 mのタイムからすると妥当だと思いますが、実際のレースは少し出来すぎだったかもしれません。このタイムを更新するのに時間が少し掛かることも、覚悟しています。
 大阪GPで高平(慎士・富士通)さんに、“勝てるかもしれない”と思ったら、(後半で逆転されて)けちょんけちょんにされました。その差を日本選手権までに埋めたい。後半の減速を抑えるというか、スピード維持がカギを握ると思います。
 日本選手権は100 mにもエントリーしますが、1週間後にユニバーシアードが始まりますし、広島のサーフェスが硬いことを考えると出ないかもしれません。日程的には先に200 mが行われますので、身体の状態を見て判断することもできますが。100 mはガッツリ取り組むというよりも、200 mで勝負をして、その結果として100 mも速くなっていくのがいいと思っています」

石塚祐輔(筑波大4年)1部200 m6位・21秒25(+0.8)
「金丸に勝負を挑みます」
「(日本選手権の400 mは)金丸に挑んでいきます。その結果、標準記録を切れたら一番いい。金丸という選手が存在するからには、その背中を少しでも追いかけます。勝つのが絶対に不可能とは思っていません。200 mの予選で楽に行って21秒47(+1.0)が出ました。400 mでも21秒4から6くらいで通過できたら、持ち味の後半を生かせます。(ハイペースで入っても)2位争いには勝てます。というよりも、2位は考えていません」

齋藤仁志(筑波大4年)1部200 m2位・20秒73(+0.8)
「日本選手権は高平さんを倒したい」
「(右脚の内転筋を痛めて出遅れていたが)日本選手権には十分、間に合います。日本選手権では前半から行く走りをしたいですね。20秒3〜4は行くと思います。冬期を通じてまったくケガなしでできましたし。この1カ月のケガの間に、安孫子がA標準を切るし、高平(慎士・富士通)さんも好調で、悔しい思いをしてきました。そこで、メンタル的にも強くなれたのかもしれません。
 リレメンに入るというのもありますが、日本選手権は高平さんを倒したい。去年のオリンピックではお世話になったし、(補欠だった自分を)気遣ったりしてくれました。特別な言葉とかをかけられなくても、握手をすれば気持ちは伝わってきました。その恩返しは、自分が速くなることですから。
 来週の栃木県選手権の200 mに出場します。一度、試合期を作るのが狙いですが、21秒で良いと考えています。教育実習中ですし。日本選手権でもA標準を無理に狙うことはしません。(B標準でも)勝てば選ばれるのですから。標準記録は気にしていません。それよりも、2位とか3位になって、引き立て役になるのが嫌ですね」


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