2009/2/1 別大マラソン
コメント集@
日本人トップは2位の小林
2時間10分38秒
「12回目のマラソン。初マラソンの秋葉君には負けたくなかった」

●日本人トップになったことについて
「目指していた優勝は逃してしまいましたが、日本人トップになることができました。自己新も出て、率直に言って嬉しいのひと言です。今回のメンバーは横並び。誰が勝っても不思議ではありませんでした。だからこそ、優勝のチャンスだと思っていました。12回目のマラソンでしたが、ここまで勝ちへの意欲が大きかったことはありません。若手を抑えたというよりも、自分自身が優勝を目指していて、そのなかで日本人トップを取れた。特に秋葉君には、12回目と初マラソンということで絶対に負けたくありませんでした」
小林のマラソン全成績
回数 月日 大会 成績 記 録
1 1999 2.28 延岡 1 2.12.07.
2 1999 9.26 ベルリン 15 2.15.46.
3 2000 2.06 別大 7 2.14.58.
4 2000 12.03 福岡 19 2.20.12.
5 2003 8.31 北海道 71 2.42.56.
6 2005 8.28 北海道 5 2.17.29.
7 2006 2.12 東京 7 2.16.52.
8 2007 2.18 東京 7 2.17.13.
9 2007 9.09 北海道 5 2.19.37.
10 2008 2.17 東京 7 2.11.02.
11 2008 12.07 福岡 20 2.20.46.
12 2009 2.01 別大 2 2.10.38.
●レース展開について
「25kmまでは向かい風ですから大集団で進みますが、折り返してペースアップするところでの切り換えに重点を置いていました。そこで前の流れに乗れたおかげで、先頭争いがしっかりとできました。ただ、先頭が2分50秒台に上がったところでは、落ち着いて行こうと思いました。ペースメーカーがまだいましたから。過去のレースを見ても、ペースメーカーがいなくなったところで落ちています。自分の力を見ながら進めていました。そこで秋葉君が来たので、一緒に行こうと。(35kmで秋葉の前に出たのは)前との差が詰まってきたところで、秋葉君がぶれ始めました。と同時に、先頭に気づかれて逃げられるのが嫌だったので前に行きました。モロッコの選手が37kmから行ったときに粘れなかったのが反省点です。動き的にきつくなってしまいました」
●2カ月間隔のマラソン出場と今後について
「今まで僕は、年間を通じて故障が多かったのですが、この1年間はこれという故障もなく、良い流れで福岡に臨むことができました。そこで結果を出すことができなかったのですが、1年間やってきたことを形に残したかったんです。世界選手権への意識がまったくなかったわけではありませんが、福岡国際マラソンで失敗しているので、世界選手権は二の次で、優勝することだけを考えていました。記録も2時間10分台で、(三菱重工長崎にとって初の)サブテンまで行きませんでした。サブテンでも遅いくらいですが、世界で戦うにはまずサブテンを出し、段階的に上げていきたいと思います」


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