2008/7/25 トワイライト・ゲームス
大橋が17m84の日本歴代6位
五輪代表の塚原は貫禄勝ち
第5回トワイライト・ゲームスは25日、東京・織田フィールドで男女21種目が行われた。
トラックが古いことや時期的な問題もあり、記録はそれほど望めない大会だが、そのなかでも目立ったのは男子砲丸投。大橋忠司(チームミズノアスレティック)が17m84と日本歴代6位をマークした。
「1投目(17m55)は17mくらい行けばいいと思ったら(1cm)自己新で、ビックリしました。それほど押せていませんでしたから。2・3投目は失敗投てき。4投目(17m84)は勢いはありましたが、突き出しが横に行っていましたし、右脚しか使えていませんでした。本当、勢いだけで投げた記録です」
五輪代表では塚原直貴(富士通)が唯一参戦。前半は「浮いてしまった」と言うようにリードを奪えなかったが(スターティングブロックが蹴った瞬間にずれた)、中盤で一気に抜け出した。10秒29(+0.4)で2位の江里口匡史(早大)に0.27秒差の圧勝。昨年のこの大会は10秒15の自己記録をマークしたが、時期的には世界選手権直後。北京五輪に向けた合宿の最中ということを考えれば上々の走りだった。
日本選手権優勝者では男子1500mの小林史和(NTN)が3分47秒75で優勝。女子やり投でも海老原有希(スズキ)が、同学年ライバルの吉田恵美可(大和ガス)を再度抑えた。
北京五輪にあと一歩で届かなかった男子110 mHの田野中輔(富士通)と大橋祐二(ミズノ)が、南部記念に続き激突。田野中が大橋を0.06秒抑えたが、向かい風0.8mで13秒73と、高いレベルにあることを示した。
男子棒高跳の有木健人(ハート&ハート)が5m31、三段跳の藤林献明(鹿屋体大)が16m10(+0.6)とまずまずの記録で優勝。
男子4×100 mRは早大が40秒29で優勝。2位・国士大に0.56秒の大差を付けたことと、1走に棒高跳の笹瀬弘樹(1年)を起用したことを考慮すると、早大の層の厚さ、安定した強さがわかる。
目立った自己新としては、男子400 mに優勝した宮沢洋平(法大)が46秒54と、日本学生個人選手権で出した記録を0.38秒更新。数字的な部分よりも、300 mを過ぎて直線に入ってきたところの走り自体に迫力があった。女子100 mHで2位の熊谷史子(M&K)は、13秒53と自己タイを記録。
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