2008/7/6 南部記念
追加代表最後の枠に福島
女子100 mで
56年ぶりの五輪代表誕生
女子短距離では44年ぶり


代表決定後の共同会見
Q.今の気持ちは?
福島 ビックリしています。
Q.今日のレース(優勝・11秒49 +1.5)で代表入りを予想しましたか。
福島 いえ。また頑張ろうと思いました。こうなるとは、思っていませんでした。
Q.女子100 mの代表はヘルシンキ五輪以来56年ぶりですが、その点について何か感慨などありますか。
福島 まずはビックリしているので。本当にわかんないです。
Q.誰から、どういうタイミングで聞かれたのですか。
福島 帰ろうとしていたところに新聞社の方が走って来られて、教えてもらいました。
Q.そのとき、どう感じましたか。
福島 ビックリしました。
Q.中村先生はなんと言われましたか。
福島 特には。ビックリされていたと思います。
Q.100 m・200 m・400 mの女子短距離種目としても、東京五輪以来44年ぶりですが、女子短距離界の扉を開けて行くという意識などありますか。
福島 今のところありませんが、私がきっかけになって、女子短距離が発展していければと思います。
代表決定後の北海道ハイテクACメンバー
中村宏之監督コメント
「正直、体調が悪くてあきらめていましたし、(今日の結果にも)9割9分ダメだと思いました。何が起こるかわかりません。(B標準選手の比較で何が評価されたのか)正直わかりません。ただ、彼女自身まだまだ発展途上なので、今の記録にはとどまらないでしょう。そういう部分を評価していただいたのかもしれません。(本番では)オリンピックという舞台を経験することがすごく大事だと思います。オリンピックというのは未知の世界ですから、扉を開いて、その向こうに何があるかを知るだけでも財産になる。彼女なりに感じ取ってもらって、その後に生かしてほしい。11秒2台、200 mなら22秒台の可能性を秘めた選手。ロンドンのことを考えても、北京を1回経験しておくことはすごく大きいことだと思います。本当にヘルシンキ(1952年)以来ですから、これで女子短距離も注目していただいて、今後はリレーでも出場する力をつけていきたいですね」

女子短距離種目(ハードルを除く)の五輪代表全成績
開催地 種目 ラウンド 順位 記録 選手名 所属
1928 アムステルダム 女100m 予選 3 1 ) 12.8 人見 絹枝 (大 毎)
1928 アムステルダム 女100m 準決勝 2 4 ) 人見 絹枝 (大 毎)
1932 ロサンゼルス 女100m 予選 2 3 ) 12.8 渡辺 すみ子 (名古屋高女)
1932 ロサンゼルス 女100m 予選 3 6 ) 柴田 タカ (山形二高女)
1932 ロサンゼルス 女100m 予選 4 4 ) 土倉 麻 (京都府一高女)
1932 ロサンゼルス 女100m 準決勝 1 5 ) 渡辺 すみ子 (名古屋高女)
1936 ベルリン 女100m 1次予選 4 ) 小宮 悦子 (八幡高女)
1952 ヘルシンキ 女100m 1次予選 5 5 ) 12.6 吉川 綾子 (帝塚山短大)
1964 東 京 女200m 予選 6 5 ) 25.4 伊沢 まき子 (高畠高)
1964 東 京 女400m 予選 1 5 ) 57.6 小川 清子 (長良高)
1964 東 京 女400m 準決勝 1 8 ) 57.1 小川 清子 (長良高)


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