2008/1/27 大阪国際女子マラソン
ヤマウチが自己新V
レース後のコメント
「福士さんが視界に入ってきて、考えていなかった優勝が可能になった」

「マラソンは最後の10kmが本当のレース。そこを頑張らないともったいない」
※途中から
ヤマウチ (集団から抜け出て)1人になったところでは、このまま維持できるよう最後まで2位で行けると思っていました。そうしたら福士さんが視界に入ってきたんです。全然考えていなかった優勝が、可能になったんです。去年の4月からスタートしたセカンドウィンドACという新しいクラブに入りました。そのメンバーとして初優勝でき、とても嬉しく思っています。
Q.(質問不詳。追い上げについて)
ヤマウチ 大阪城から集団の先頭を走っていましたが、風が強いのであまり先頭には行きたくありませんでした。そこで森本さんが少し前に行って引っ張ってくれたので楽になりました。少しずつついていったら、そのペースが楽になりました。マラソンは最後の10kmが本当のレース。そこを頑張らなければもったいない。そう思って、最後10kmをペースアップしました。
「川越監督から勉強することがたくさんある」
Q.セカンドウィンドACに入って大きく変わったことは?
ヤマウチ 去年、皆さんでボルダー合宿をしました。朝のペース走は今まで、したことがありませんでした。ただ、川越監督の育てた選手たちと私では、練習が少し違います。自分の練習でここ4〜5年、自己記録を出しています。練習は1人1人、合う練習が違います。でも、世界を見ると、女子マラソンは日本が一番です。川越監督は実業団駅伝に優勝した優秀な監督です。アドバイスを聞いて、勉強することが色々ありました。
Q.最後の方で、セカンドウィンドACの嶋原清子選手の応援を沿道から受けていましたが。
ヤマウチ すごく助かりました。川越監督も24分台が出ると、声を掛けてくれました。40kmで長居公園に入っても2km残っています。一緒に走ってくれる人、応援してくれる人がいるとすごく助かります。
「私よりも主人の方が自信を持っている」
Q.森本選手とモンビ選手に追いつかれる不安は?
ヤマウチ 38kmくらいから苦しくなってしまいました。福士選手を抜いて先頭に立って、わっ、スゴイと思いましたが、集中しなくなったら後ろから2人が来ると感じていました。心配で2〜3回後ろを見ちゃいました。でも、できるだけマイペースを維持して、森本さんが近づいてきましたけど、最後まで頑張りました。昨年のこの大会で、彼女は故障があったと聞いています。よく頑張ったと思います。
Q.昨晩や今日のレース前、ご主人の山内さんとはどんな会話をかわされましたか。
ヤマウチ 私よりも主人の方が自信を持っていて、2時間21分台(のペース)で行きなさいとか、もっと速く走るように言っていました。私は2時間23〜24分台(のペース)で余裕を持って行った方がいいと思っていました。いつも夫婦喧嘩になります。でも、彼が自信を持ってくれることは、私にとってもいいこと。あなたは優勝できる、リラックスして楽しめばいいと言ってくれます。正式ではありませんが、イギリス代表はたぶん大丈夫。今、イギリス人で2番目の記録です。代表は今回の結果と関係ないので、プレッシャーもなく楽しんで走れました。


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