2008/10/6 チャレンジ! おおいた国体4日目
寺田が13秒32で石野に同タイム先着!
自己のジュニア日本記録を0.06秒更新
「負けるんじゃないか、という気持ちはなかったです」
Q.スタートから、今日のレースを振り返ると?
寺田 あまり覚えていないのですが、スタートは良かったかなと思います。とりあえず、冷静に行こうと。
Q.隣のレーンの石野(真美)さんと接戦になりましたが?
寺田 私は焦ったらぶつけてしまうので、焦らずについていこうと。引っ張ってもらうくらいの気持ちで。
Q.石野さんに出られているというのは?
寺田 ずっと出られているとわかりました。ゴールラインまで前にいると。珍しく、トルソー(の突き出し)をやってみました。ぎりぎりの際どいレースでは、そうしないと負けると。
Q.フィニッシュの瞬間、勝敗はわかりましたか?
寺田 際どかったですね。ビミョーだと思いました。
Q.同タイム優勝でしたが、何の差だったと?
寺田 応援がすごかったです。第3コーナーの。あと、中村先生が押してくれたのかも。
Q.これまで10台目を越えてからの自信はあったと思いますが、今日は相手が石野さんでしたが。
寺田 気持ちで負けちゃいけない、引かないようにと思っていました。動きとしても、朝一の予選で良い動きができたので、相手が石野さんでも際どいレースになると中村先生からも言われていました。落ち着いて臨むことはできたと思います。負けるんじゃないか、という気持ちはなかったです。
「シーズン後半は走りそのものが良くなってきた」
Q.13秒32という記録はどう評価しますか。
寺田 スーパー陸上のとき13秒38で、今回が13秒32。シーズンの後半になって調子が上がってきました。最後の最後でも自己新が出て、良い形でオフに入ることができます。
Q.シーズン後半に何が良くなったのが、記録が出た要因でしょうか。
寺田 たぶん、走れてきているのだと思います。シーズンの初めの頃は、100 mに出ても11秒9とかかかっていました。走りそのものが良くなってきたのだと思います。
Q.スーパー陸上の13秒38のときは意外だと話していましたが、今回の13秒32は?
寺田 そのくらいで走らないと負けると思っていました。ビックリはありません。
Q.来年の目標は?
寺田 世界選手権があるのでそれに向けてやっていきます。13秒32まで来られたので、13秒を切るくらいの気持ちでいきます。最初は(B標準の)13秒11を切らないといけないのですが、A標準(12秒96)を切らないといけないくらいの気持ちで。
Q.オフはどんな取り組みを?
寺田 やっぱりスピードです。スプリントを重点的にやっていきます。
Q.社会人1年目を総括すると、どんなシーズンでしたか?
寺田 エンジンがかかるのが遅かったですね。高校のときは札幌予選、北海道予選でも3本ずつ、100 mもリレーも走っていました。1つの大会で9本は走っていました。それでエンジンがかかってインターハイという流れでした。シニアになると1大会1本ということも多くて、春先に上手く合わせられませんでした。
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