2008/12/20 全国高校駅伝前日
有力校監督コメント
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佐久長聖高・両角速監督

「3区が終わって30秒差なら、4、5、6、7区で逆転できる」
「1区に(村澤でなく)千葉を起用したのは、調子が非常に良いから。実績も世界クロカン、インターハイ、全国都道府県対抗男子駅伝と十分に積んでいます。1区に配置する力は十分にあります。チーム内では村澤(明伸)が1枚上ですが、ライバルの仙台育英が3区にエースが来るので、そこに村澤をぶつけてみました。全体のことを考えると、その方が良いという判断です。
 2区は本来なら佐々木健太なのですが、踵を疲労骨折して出られません。しかし、松下(巧臣)もこのところ自己記録を更新するなどしていて、(起用に)問題はありません。
 最終的には西脇(工高)さんとの勝負になりたいのですが、終盤まで一緒に行く展開になりそうです。
 仙台育英には先行されると思います。クイラ君と村澤では、40秒はやられるでしょう。でも、3区が終わって30秒差なら、4、5、6、7区で逆転できると思います。
 昨年は同タイムで準優勝という悔しい思いをしています。2時間3分台を出して勝てなかった初めてのチームになってしまいました。ただ、昨年何か悪かった点があったわけではありません。2時間3分台を目標にして3分台を出し、それを達成したのに及ばなかった。相手が一枚上でした。直後から今年は、2時間2分台を出して優勝を目指したいと選手たちが言い出してくれました。その力もつけてきてくれた。
 プレッシャーもかかる状況ですが、今年から着任した高見澤(勝)コーチが選手に近い立場になって、寮に一緒に住み、練習も一緒にやって、私以上に選手と一緒にいる立場を務めてくれています。選手にもプレッシャーがかからないように配慮してくれていて、その点はあまり心配していません

「5000m平均14分ヒト桁台を手土産に京都に乗り込みたかった。何かインパクトのあるチームにならないと、昨年の状態をひっくり返せないと思った」
「(2003年に2位になったときのチームとの違いは)あの年は上野(裕一郎・エスビー食品)、佐藤(悠基・東海大)、3区で2位になった森田(稔)と強い選手が3人いましたが、後ろの方の選手の力が落ちてプラマイ0になっていました。今回は全体的にレベルが高いところで平均しています。佐久長聖高全国大会&2008年県・北信越大会成績一覧
 今年は夏を過ぎて秋のトラック・シーズンに入る頃は、5人が13分台を出すのではないか、平均タイム13分台が行けるかもしれないと思ったほどです。それはできませんでしたが、(村澤に続いて)大迫(傑)が13分台に入り、平賀(翔太)も14分00秒を出すなどして、高校駅伝では初めて、平均が14分ヒト桁台のチームができました。それを手土産に京都に乗り込みたかった。何かインパクトのあるチームにならないと、昨年の状態をひっくり返せないと思ったからです。
 1区が牽制すると2時間2分台は難しくなりますが、タイムを優先するか勝負を優先するかといったら、勝負になります。1区はタイムよりも、ライバル校とのタイム差が問題になる。遅れるなら最低限のタイム差にとどめ、出られるなら前に出る。区間タイムよりもタイム差を大事になります」


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