2008/12/14 全日本実業団対抗女子駅伝
初優勝の豊田自動織機
レース後の共同会見
「昨年予選落ちしましたが若いチームでしたから、全員で頑張れば来年優勝できると言った」(小出代表)
小出義雄・佐倉アスリート倶楽部代表
「昨年、予選落ちしましたが、みんな若いチームでしたから、全員で頑張れば来年優勝できるよ、と言って、優勝の2文字を目標に選手と一緒にやってきました。やってきたことを証明しようと、補欠の選手も含めてみんなで一生懸命に、1番になることを目標にやってきました。会社の理解もあって、平林監督が頻繁に佐倉まで来てくれて、総合的な管理をしてくれました。選手も一丸になってやってきました。それでも、駅伝は何があるかわかりません。マラソンもそうですけど。それでも、努力はウソをつかないとずっと言い続けてやってきました。その結果が、アンカーでの逆転に表れました。1区から全員が頑張った結果ですし、ここにいるメンバーと変わらない力を持った選手が他にも5〜6人いて、底上げができたことが今日の結果に出たのかな、と思います」
平林裕視監督
「先行逃げ切りに持ち込まないと苦戦すると思っていました。それが、3区でつまずいたわけですが、冷静に立て直せた。これまでは精神的なもろさもありましたが、このレースを通じて特に精神面で成長してくれたのかな、と思います」
1区・新谷仁美
「(小出)監督からは『良いアップができているね。好きなように走ってこい』と言われていましたが、直前まで緊張していて、みんなに会いたいと思っていました。昨日の晩ご飯で会ったきりだったんです。会社の方、沿道の応援の方、付き添いの選手たちのおかげで、走ることができ、2区のテルマ…じゃなくて青山にタスキを渡すことができました。チームみんなでやってきたことが優勝という形に表れて、すごく嬉しいです」
2区・青山瑠衣
「去年、先輩たちが走れなくて、その悔しさを背中に見てきました。今日は新谷先輩が良い位置で持ってきてくれて、短い区間でしたが自分が落としたらやばいと思って、最初から突っ込んでいきました。このメンバーで走れて、優勝できて嬉しいです」
3区・ケバソ
「今日は優勝できてすごく嬉しいです。自分は3区と長い区間を走って、10kmできつかったですけど、(小出)監督に言われたとおりに走りました。上手く走ることができませんでしたけど、三井に勝ちたかったので、三井に勝てたことはすごくよかった。すごい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」
4区・宮崎翔子
「去年、東日本予選を通過できず、悔しい思いをしました。早く本番を迎えたい、悔しかった気持ちを晴らしたい。そういう思いに駆られていました。一昨年も初出場で6位になったチームですが、今年はどこのチームにも負けないくらいの実力あるチームだと思っていました。今回は私は4区で、とにかく流れを変えないようにと思っていました。(小出)監督が何回も織機はイケルよ、練習でもこれはイケルんじゃないかって言ってくださって、選手たちも言葉には出さなかったものの、私たちでと思っていました。誰が走ってもいいチーム、誰が選手になってもひがまないチームです。そこに入れたことを嬉しく思いますし、今回結果が出たことで監督の言うことが正しかったとわかりました。ついてきて良かった。今は幸せです」
5区・脇田 茜
「1分差はきついと思いましたが、見通しの良いコースのおかげで前が見えていました。前の見える位置であやに渡せば大丈夫だと思って、少しでも前で渡そうと思って走りました。(赤羽さんは)スタートする前から来るだろうと思っていて、沿道からも後ろ来ているぞと言われながら走っていました。でも、三井住友海上に追いつけば優勝できると思っていて、三井だけを追っていきました。(5km通過を15分48秒だったことは)いつも初めがバーンと入れず、そのままリズムに乗れないことも多いので、今日は(前半から速く入る)狙い通りに走れました。後半きつくても粘れたと思います。(去年の東日本予選でブレーキをしたときは)申し訳ない気持ちでいっぱいで、挽回しようと1年間頑張ってきました。でも、上手くいかないこと、苦しいことも多くありました。そういうときにみんなが支えてくれましたし、スタッフもわがままをよくきいてくれました。そのおかげでこうして走ることができ本当に嬉しいです。来年1月の大阪でマラソンをやってみたいと思っています。まだマラソン練習はやっていませんが、(初マラソン日本最高も)やるからにはと思っています。まずは練習をしっかり積んで、自信を持ってスタートラインに立ちたい」
※脇田は囲み取材
6区・永田あや
「走る前からプレッシャーとかを感じていました。調子的にもベストではなく、足を引っ張ったらどうしようという不安が頭の中にありました。ギリギリまでオドオドしていました。今年から練習環境が変わり、高校とは質の違う練習になり、当初はやっていけるのか心配でした。それがだんだん力がついて、先輩たちにもつけるようになり、自信もついてきました。練習を信じて走れば大丈夫だと。走り始めてからは気持ちも切り換え、沿道の応援も心に響いて走ることができました。今まで関わってきたすべての人にありがとうと言いたいです」
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