2007/9/23 全日本実業団
優勝者(日本人1位選手)コメント・3日目

男子砲丸投優勝・18m14=大会新
畑瀬 聡(群馬綜合ガードシステム)
「ファウルでしたが5投目が良かったので、6投目はファウルさえしなければ行けるだろうと思っていました。世界選手権のときも痛めていた右ハムストリングのケガを怖がって、4投目まで低く入ることができなかったんです。5投目でハムストリングが伸びて、6投目を頑張れば18mは行くと思っていました。別に新しい試みでも何でもなく、ケガでできなかっただけのこと。気合いを入れて記録を狙いました。
 この大会を入れて今季も残り3試合。実学と北九州の試合です。涼しくなれば行けますよ。ケガをしない脚に戻して、1本目からちゃんと行かないと。今日もあと3本あれば、もっと伸ばせました。
(18mは今季)4試合目ですけど、18mは何回投げても一緒。19mを投げないと。道筋はもうとっくに見えています。ケガをしないで練習を維持すればいいんです。残り2カ月近くあるので、これからです」


男子やり投優勝・76m09=6連勝
村上幸史(スズキ)
「1投目に右肩が変な方向に入ってしまって。痛かったですね。2投目は押さえ気味に行って、エイトのラインを狙っていきました。4・5回目をパスした作戦作良かったと思います。今日のポイントはパスをしたことと、荒井(謙・七十七銀行)君に逆転されたこと。テンションを上げてもらって、投げることができました。もしも逆転されなかったら6回目もパスするつもりでした。おかげで、良い終わり方ができたと思います。痛みはありましたが、アドレナリンが出て投げられました。
(世界選手権で失敗の要因となった左に開くクセは)今日はやりが全部、真ん中に飛びました。世界選手権に比べ、脚さばきがよかったと思います。僕はこれまで投げる方向を見ていたんですが、世界選手権のビデオを見ると、投げに入るときに海外の選手は穂先の方を見ていることに気づきました。今回は穂先を見ようとしましたが、どうしてもまだ、投げる方向を見てしまいがちです。穂先を見ていれば(体の向きが)右から中になって、最後はまっすぐになる。僕は中から左になって、投げる瞬間にはもうやりが左に向いてしまっているんです。
 71mとかで終わると(他の選手に)チャンスを与えてしまうので、70m台後半の距離は出さないと連勝は危ないと思っていました。池田さんか荒井が投げてくると思っていました。全日本実業団のベストですか。この競技場での最高記録です。今日は投げさせてもらったような記録ですけどね。
(80mは?)こういう状態でも76mが出せたので、課題を修正して調整もしっかりして、次の国体で投げたい」


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