2007/9/21 全日本実業団
優勝者(日本人1位選手)コメント・1日目

男子1万m日本人1位・28分13秒12
佐藤敦之(中国電力)
「やるからには27分台、ひっかかればA標準(27分50秒00)をと思っていました。ただ、合宿もギリギリまでやっていましたし、ある程度タイムは出しても、そこそこにとどめたいと思っていました。それで最初は突っ込みましたが、その後は外国人選手の集団に身を隠して、ラスト勝負だと思っていました。
 自分の課題はペースアップするところで力むこと。今日はラスト100 mで、外国人選手を抜くことはできませんでしたが、もう1回ギアチェンジすることができました。ギリギリでも落ち着いてやれたと思います。
 この夏は、やるときはとことんやるけど、休むときは休む、という練習のやり方で進めてきました。瀬古さんの本(「マラソンの真髄」ベースボール・マガジン社)を読んで、こういう感覚でやる方法もあるのかと思って、それを自分なりにアレンジしてやってみました。
(7月に入籍し、先週挙式した)奥さん(杉森美保)にはすごく頭が下がります。あれだけ強い選手なのに謙虚で、感謝の気持ちをもっていている。自分の悪い心が洗われます。やってやる、という気持ちになれますね」


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