2007/10/11 女子マラソン2007-08
野口みずき昆明合宿出発
関空でのカコミ取材からコメントを抜粋(60%程度)

「アテネ五輪やベルリン前と同じように、いい感じで脚もできてきています」
Q.今の状態は?
野口 変わらず、順調という感じです。おかしいところもありませんし。菅平合宿の後半も、30kmもやりましたし、ロングインターバルも2回くらいやりましたが、それも順調に消化できました。アテネ五輪前やベルリン・マラソン前と同じように、いい感じで脚もできてきています。
Q.いつもの昆明合宿と違う心境なのか、同じ心境なのか。
野口 いつもと同じかな。“よしっ”“行くぞ”という感じです。向こうで隕石を見られたらいいですね。一昨年は朝練習のとき、オレンジ色の流れていく物体を見たんです。(過去にも合宿中にツチノコやUFOを目撃しているが)全部練習中でした。疲れて、頭がいってるようなときに多いですね。そういうときは、ちゃんと練習が積めているんです。
Q.今の時点で東京のスタートラインに着いた自分を、思い描くことができますか。
野口 走っている途中はイメージしています。グイグイ走っているところです。自然と前に人がいない景色を思い浮かべていますから、(他の選手は)横にいるか、斜め後ろにいるか。視界が開けている感じです。そういうイメージを持ちながら練習をすると走れるんです。

「選考のためのレースで緊張するかもしれないと思っていましたが、今は“このレースに懸ける”という気持ちが強いですね」
Q.前回のオリンピックの選考会は世界選手権(パリ大会)で、外国選手とのメダル争いという面もありました。今回は国内のレースで、選考会という点にだけスポットが当たっています。その点で意識の仕方に違いは?
野口 最初はそこがどうかな、と思っていました。世界選手権じゃなくて、本当に選考のためのレースで、緊張するかもしれないと思っていました。でも、今はどのレースも一緒かな、と感じています。“このレースに懸ける”、という気持ちが強いですね。
Q.試走の感触を練習に生かしていますか。
野口 そこまではちょっと。普通の流れでここまでは来ています。この後、中国で意識を高めた練習をやれば、そういった気持ちにもなってきます。戦闘モードにはすでに入っていますが、中国でもっと大きくなる。昆明合宿の後半になって、そういう気持ちが強くなってきます。そこまではジワジワとマラソン・トレーニングを積んで、もうちょっとしっかりと脚をつくります。2週間前から練習量を落としていくので、そこからですね。

Q.昆明合宿のテーマをひと言で言うと?
野口 直前の調整を行う合宿です。先ほど言ったように気持ちも高めていって、イメージをどんどん膨らませて行きたい。締めくくりの合宿です。


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