2007/9/14 スーパー陸上記者発表
朝原、内藤ら5選手が抱負
「追い風さえ吹けば良い記録を出せるんじゃないか」(朝原)
「自分らしい走りをすれば記録もついてくる」
(内藤)

 9月30日開催のスーパー陸上2007横浜の記者発表が、東京・岸記念体育館で行われ、高野進強化委員長と朝原宣治(大阪ガス)、内藤真人(ミズノ)、澤野大地(ニシ・スポーツ)、丹野麻美(福島大)、池田久美子(スズキ)の5選手が会見に出席した。
 高野強化委員長は「世界陸上のスーパー・パフォーマンスの再現と、日本選手の再チャレンジのスタート」と、大会を位置づけたい旨をコメントした。各選手の抱負は以下の通り。

Q.スーパー陸上への抱負を。
澤野 とにかく精一杯、自分の跳躍ができるよう、頑張って跳びたい。
池田 来週末はワールド・アスレティック・ファイナルで精一杯戦って、帰国してスーパー陸上で、お客さんを楽しませる跳躍ができるよう、笑顔で頑張りたい。
朝原 世界陸上以降、体調も良く維持できています。スーパー陸上でもう一度、タイソン・ゲイ選手に勝てるように頑張りたい(※)。記録を出しやすいトラックなので、追い風さえ吹けば良い記録を出せるんじゃないかと期待しています。
※司会者の“世界陸上1次予選でゲイに勝った”という振りを受けてのコメント
丹野 世界陸上は惜しいところで日本記録が出せませんでした。スーパー陸上は2年前に日本記録を出した相性の大会。日本記録を目指して頑張りたい。
内藤 いつも日本記録を出すと言いながら出せていないので、今回は自分らしい走りをするということで。自分らしい走りをすれば記録もついてくると思います。

Q.世界陸上の結果をどう感じていますか。残りのシーズンをどう*****?
内藤 今シーズン世界陸上を目標にやってきたので、すべて終わってしまったという残念な気持ちと、残りの試合に懸ける気持ちがあり、今、気持ちを切り換えようとしているところです。体調自体、今シーズンは自己ベストも更新して良好で、いつでも記録を狙える体勢はできています。先ほど言ったように、自分の走りをすれば、記録はついてきます。
丹野 世界陸上は目標としていたところはクリアできたと思っていますが、日本記録はクリアできませんでした。400 mは今シーズンあと、スーパー陸上ともう1試合あるくらいなので、スーパー陸上でしっかり記録を出したいと思います。シーズン後半は200 mや800 mなど、400 m以外の試合が多いので、そこでもベストが出せるよう頑張っていきたい。
朝原 大阪世界陸上ではほぼ、自分の力は発揮できたと思います。残りのシーズンは来週の全日本実業団と、スーパー陸上に出場する予定。世界陸上と比べ気が楽というか、プレッシャーが少ないなか、リラックスして走って、それがいい記録につながればいいかな。楽しんでやりたいと思う。
池田 世界陸上は今振り返ってみれば、自分で自分に“跳ばなくちゃいけない”という変なプレッシャーをかけてしまっていました。来週末のワールド・アスレティック・ファイナルは原点に帰り、楽しんで跳びたい。ファイナル、スーパー陸上、国体と続いて、シーズン最後には浜松中日カーニバルで100 mにも挑戦したいと思っているので、楽しんで跳んで走りたい。
澤野 世界陸上は精一杯やったんですけど、ああいう結果に終わってしまいました。今後、秋のシーズンは色々、試行錯誤を重ねながら精一杯やっていきたいと思います。自分の跳躍が皆さんに見てもらえるよう、元気な姿を見てもらえるように、努力したい。まだ、ワールド・アスレティック・ファイナルの可能性がまだ残っていますので、16日のベルリンのゴールデンリーグの結果を待って、ファイナルに行くかどうかが決まります。その後、スーパー陸上と国体と、頑張っていきたいと思います。

 このあと、スーパー陸上で来日する外国人選手についてどう思っているか、という質問が出された。それに対する回答は別の記事に使うかもしれないので、ここでは省略したい。


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