2007/4/14 日大東海大対校
4×400 mRは3分04秒51
堀籠が45秒5の好ラップ
男子4×400 mRにオープン参加した日本代表(※)は3分04秒51。筆者が計測の各走者の非公式スプリットは下記の通り。
46.37 |
山口有希 |
45.46 |
堀籠佳宏 |
46.47 |
向井裕紀弘 |
46.24 |
成迫健児 |
3:04.54 |
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寺田計測。正式計時は03:04.51
もちろん手動のタイムで、実際の電気計時のフィニッシュとは0.03秒差が生じている。陸マガでは手動計時は10分の1秒単位で掲載するのが慣例。他の専門誌関係者やコーチが計測したタイムも参考に、10分の1秒単位に換算したものが下記の表である。
山口有希 |
46.3 |
堀籠佳宏 |
45.5 |
向井裕紀弘 |
46.5 |
成迫健児 |
46.2 |
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3:04.5 |
「シーズン初戦なので無難にまとめる」という走りをした選手が多かったなか、堀籠佳宏(富士通)の走りが際だっていた。他の選手が前半を抑え気味に入ったのに対し、堀籠だけが速い入り(推定タイムは21秒台半ば)を見せ、上記のように45秒5というラップを刻んだ。
「冬期が順調に積めていたので、45秒台は普通に走れば出ると思っていました。(学生チームを引き離すため)前半から行かないといけない2走ということもあり、前半からちょっと行って、後半我慢をするレースをしました。思った通りの走りができたと思います」
05年のヘルシンキ世界選手権で初の“フル代表”入り。45秒台は2回だけだったが、昨年は7月の日本選手権以降に45秒台が4回と安定し始めた。しかし、以前は本数をこなす練習が特徴で、陸連合宿の質の高い練習では、後ろの方を走ることが多かった。それが、この冬の陸連合宿では「自分が引っ張る走り」ができたという。
「この前半でラストに上手くつなげられれば、45秒台は出ます。夏までにA標準(45秒55)は出したいです」
世界選手権代表争いは熾烈を極める。この日の4人に金丸祐三(法大)と佐藤光浩(富士通)が近年の代表経験選手。そこに今年は、高平慎士(富士通)と藤光謙司(日大)という、200 mでもA標準を切っている2人が参戦する可能性も出てきた。
現時点では堀籠が一歩リードしているが、山口の46秒2も1走としてはなかなかのタイム。向井と成迫も“悪かった”のではなく、まとめる走りをした結果。この日の4×400
mRは代表争いの、ピストルが鳴っただけなのかもしれない。
※プログラムは代表という表記だが、今大会のチームは正規の選考を経た公式大会の代表ではない。“日本選抜”という言い方が妥当か。毎日新聞は“日本代表クラス”と表記。
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