2007/5/5 国際グランプリ大阪
女子4×400 mRで3分30秒53の大幅日本新
世界選手権標準記録も突破
丹野は
50秒台の過去最速ラップ

レース後の4選手コメント共同会見とミックスドゾーンのコメントをまとめたもの
1走・木田真有(ナチュリル)
「大学2年(2002年)で初めて日本代表としてマイルを走りましたが、そのときから日本記録を出そうと思っていたのに、その後も何度もメンバー入りしているのですが、出せずにここまで来てしまいました。ドーハ(昨年12月のアジア大会)でも1走をやりましたが力を出し切れませんでした。今回日本新を出せて、本当に嬉しいです。その気持ちでいっぱいです」

2走・丹野麻美(福島大)
「目標としていた日本記録を出せて、すごく嬉しいです。標準記録を切れたことも、日本の女子短距離にとって、(世界への)架け橋となったと思います。今度は3分30秒を切れるよう、このメンバーで頑張っていきたい。4人ともいい走りができました。1人の力ではなく、4人がそろえばこんなにすごい記録が出るんだな、と思いました。(自分の走りは)後半がよくできたかな、と思います。前半をもう少し乗れたら、というのが反省ですが、今後はそこを改善していきたい。もう少し前半を速く行けたら、タイムも良くなったと思います」
 ※丹野のラップは50秒83(福島大の計測)。丹野自身の過去の最速ラップは「52秒0か1」(丹野)ということなので、今回が日本人最速ラップと推測できる。

3走・久保倉里美(新潟アルビレックスRC)
「1・2走が良い形で持ってきてくれたので、トップで4走につなごうと、それだけを考えて走りました。日本記録はそろそろ出さないといけないと思っていましたが、3分30秒台が出るとは思っていませんでした。標準記録も狙ってはいましたが、まさかここまで、という感じです。みんなの調子がよかったので、日本記録は出ると思っていました。レース前に先生からは言われていましたが、選手が口にすることはありませんでしたけど、日頃から同じ場所で練習していますから、振る舞いで集中しているのがわかりました。今まで何回も日本記録に挑戦してきました。長かったですね。本当に、すごく嬉しい日本新です。マイルは前回(2001年の日本記録)の後、世界と離れてしまっていました。やっと近づけました。400 mHでは日本記録という点は意識をしないのですが、マイルは日本記録にこだわりました」

4走・吉田真希子(ナチュリル)
「前の日本記録(2001年東アジア大会)のときもアンカーでしたが、そのときから6年経っています。その年、世界選手権にも出ましたけど、世界では相手にしてもらえずに帰ってきました。その後も代表メンバーはいつでも日本記録を出せる力はあったのに、なかなか出せずに、早く女子のマイルも世界に出て行けるようになりたいと思っていました。今回、大きく日本記録を破ることができました。3分30秒を切れば世界でも少しは勝負ができます。個人的には2001年のときの方が良い走りだったと思います。今回は3人が頑張ってくれました。バトン練習は昨日の15分だけですけど、心がつながっているので大丈夫でした」


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