2007/4/29 織田幹雄記念国際
池田が13秒02の日本歴代2位
レース後の共同会見
「12秒台に行きたかったので、ちょっと悔しい」


「予選はバラバラで決勝で修正。去年と同じパターンです」
Q.タイムの感想は?
池田 自己新なんですけど、12秒台に行きたかったので、ちょっと悔しいです。
Q.(質問不詳)
池田 予選は技術的にバラバラで、それを決勝で修正しました。去年と同じパターンです。決勝は隣に12秒8台の選手がいてリズムを合わせましたが、やることもしっかりやることでタイムを縮められて。でも、スタートはもたついてしまいましたね。
Q.フィニッシュしたときは“切った”と思いましたか。
池田 優勝タイムが12秒8台で止まったので、(自分も)9台行って欲しい、と思っていました。これも、去年と同じですね。
Q.*******の手応えは?
池田 走力はすごくつきましたが、技術は完璧じゃありません。タイミングを合わせるのが難しくなっています。今日は9割方できた感じですが、あと1割ができていません。それがスタートです。

「右足前から左足前にスタートを変えました」
Q.ハードル練習はいつくらいから?
池田 4月に入ってからです。1週間くらいですね。実は1週間前に川本先生からいきなり、スタートで左右の足を着く位置を変えようと言われたんです。これまで右足が前だったのですが、それを左足前に。でも、1歩目を右足で押して出て行くのは一緒で。1台目までの歩数は同じわけですが、少しだけストライドにゆとりが生まれます。そこでピッチを速く刻むと、スピードに上手く乗れない。ストライドが伸びた分、少しスタート位置を下げたわけです。
Q.予選は1歩目でつまづいたように見えましたが。
池田 新しいスタートを初めて試合でやって、英語と(ピストルの)音に慣れていなくて、1・2歩目で転びそうになってしまいました。立ち上がった動きになり、ハードルも浮いた感じのハードリングになってしまったんです。それでも13秒28だったので、修正してちゃんとできたら大丈夫かな、と思いました。実際、決勝ではちゃんとできたので、これで行けると思います。

「ワクワクしながら大阪に行けます」
Q.全体の動きとしてはどうですか。
池田 すごく鋭くなっています。スピードが上がったら違う技術が求められますが、予選では“ちょっと違う”と感じて、技術を合わせることがすごく大事だと改めて感じました。去年もこの大会の100 mHでスピードと技術の確認をして、次の走幅跳につなげました(昨年の織田記念は4月29日。5月3日の静岡国際で6m75、同6日の大阪GPで6m86の日本新。今年は静岡国際が4月30日なので、次の走幅跳出場は5月5日の大阪GP)。今年の次の走幅跳が楽しみです。ワクワクしながら大阪に行けます。
Q.跳躍練習は?
池田 まったくやっていなくて、助走練習だけです。明日から静岡で合宿に入り、その間に踏み切りの練習もやります。
Q.次のハードルの試合は?
池田 世界選手権が終わってからになります。全日本実業団は(ワールド・アスレティック)ファイナルと日程が重なるので、どうなるかわかりません。もしかしたら、これが今季最後のハードルになるかもしれません。
Q.大阪GPの目標は7mでなく、6m90台?
池田 7mはまだ、跳躍練習をやっていないので、なんとも言えません。6m80くらいを跳ぶコツはわかっているのですが、7mは未知の距離なので。6m80を目指す中でテンションが上がれば、もしかしたら行くかもしれませんけど。
Q.助走の手応えは?
池田 十分あります。スピードも。
Q.走幅跳の助走のスタート位置も変えますか?
池田 先日の練習では50〜60cm、昨シーズンよりも下げました。試合ではもっと下げるかもしれません。1mくらいになるかもしれません。


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