2007/1/28 大阪国際女子マラソン
レース後の共同会見

2位・2時間24分39秒
小崎まり(ノーリツ)

「前半はいつもより楽な感じで走ることができましたが…」
小崎 無事にたどり着きました。
Q.走り終えて感想は?
小崎 今日の前半はいつもより楽な感じで走ることができましたが、気分的には後半をどれだけ走れるかが課題でした。30kmの坂でちょっと頑張って走りました。でも、前半から左脚の張りが気になって、後半になってそこがきつくなりました。いつもの脚に来る感じとは違っていて、後半の直線で向かい風を身体の正面から受けて、脚も硬くなっていて、ゴールするのが遠く感じてちょっと苦しかったです。
Q.久しぶりの大阪(2年ぶり)で粘ることができましたが。
小崎 自分の中では粘れていませんでした。35kmからもう一段階、ペースを上げて走れたら良かったのですが。全然違う感じで、上手くリズムをとれませんでした。
Q.渋井さんと原さんが飛び出したときは?
小崎 もう少し後で離れていくと思っていたのですが、2人が普通にサァーッと行ってしまった。いいのかな、と。
Q.いつかとらえられると判断した?
小崎 特にそういう構想はなかったです。距離が長いので、最後の10kmをいかに走るかが課題でした。私はまだマラソン4回目ですが、人のレースをテレビなどで見て、最後の10kmで大きく順位が入れ替わっています。怖い10kmですよね。そこがいつも目標であり、課題なんです。(だから2人も)前半は気にならなかった。ただ、見えなくなって、どのくらいの差なのかな、とは思っていましたけど、そこに追いつきたいという気持ちより、早くゴールしたいという気持ちが強かったですね。

「もしも選ばれたら、合宿に行ったり、もう少し練習しないと」
Q.渋井さんを抜いたときは、何を考えましたか。
小崎 いきなり渋井さんが見えてきて、そしたら止まってしまったので、すごくビックリしました。「何が起こったんやろか」と、ちょっと心配しました。
Q.左脚を痛めたというのは?
小崎 ふくらはぎの下の方の境目あたりで、ふだんはほとんど張らない箇所です。水曜日の練習ですごく気になりましたが、レースに向けて痛みはとれていました。10km行って、そこだけが張ってきて、後半どうなるかと思って走っていました。
Q.世界選手権の有力候補になりましたが。
小崎 微妙な順位で、タイムも******ないですけど、もしチャンスがあるなら、世界選手権での順位は5つ上げてきているので(01年の1万mが19位で、05年のマラソンが15位)、次は欲張って入賞ラインに行きたいです。大阪開催なので盛り上げたい。
Q.走っている最中も世界選手権のことを考えていた?
小崎 全然。明日は休みだ、と考えていました。
Q.世界選手権代表に選ばれたら、結婚(3月下旬)後の生活スタイルや、練習はどうしますか。
小崎 もしも選ばれるようなことになったら、今思っている形ではできなくなるかもしれません。具体的には考えていませんでしたが、合宿に行ったり、もう少し練習しないといけないでしょう。主婦だからと、言っていられなくなります。選手らしく頑張らないと。


女子マラソン2006-07
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