2007/1/28 大阪国際女子マラソン
レース後の共同会見

3位・2時間24分43秒
加納由理(資生堂)

「初マラソンの理想の走りはできたと思います」
Q.(質問不詳)
加納 今日は初マラソンということで、先頭が速いペースで行くと聞いていましたが、経験ということで、前半は楽なペースで行って、もしも後半で行ければ行く、という指示でした。後半に小崎さんに行かれてしまいましたが、初マラソンでの理想の走りはできたと思います。
Q.前半のペースは実際に楽でしたか。
加納 普段のハーフマラソンよりも楽だよ、と監督から言われていましたが、実際に楽で、これでいいんかな、と思いながら前の選手についていました。30km過ぎでワゴイ選手(スズキ)がいなくなったので前に行ったら、向かい風もあってきつくなりました。急に小崎さんがペースを上げたのですが、監督からも(30km前後で)ペースが上がるから、そこは落ち着いていくように言われていました。1回離されてから2人とも同じペースになって、追いつけそうで追いつけませんでした。
Q.疲れ切ってゴールした感じだったのか、どこかしら余裕があったのか。
加納 いっぱい、いっぱい、っていう感じではなかったですね。今日は確実に走ることが目標で、前半から突っ込んで後半ガクンとなることは避けました。今日は謙虚に行こうと前半を抑えました。

「1回目よりも2回目、大きな大会に出られたらそれなりの結果を」
Q.ゴール後に弘山(晴美・資生堂)さんと話をしましたか。
加納 ちょっと会っただけですが、「よく走ったねー」と言ってもらいました。
Q.弘山さんからアドバイスが書かれた手紙をもらったとか。
加納 嶋原(清子・資生堂)さんからですが、日頃からレース前に気をつけていることを、箇条書きにしていただきました。レース前のことに関していえば、3日前から水分をしっかりとって、体の中を綺麗にするように、とか。レース中は、余裕がある限りチームメイトや監督の声援をキャッチするように、と。
Q.資生堂は波に乗っているチームですが、それに加納さんも乗れたと思いますか。
加納 2時間23〜24分台という目標通りに走れました。次のマラソンではもっと強くなっていないといけません。
Q.目標はオリンピック?
加納 マラソンは1個1個、1回目より2回目という感じで行って、大きな大会に出られたら、それなりの結果が出せるレベルになって行きたい。
Q.想像していたきつさと比べてどうで、それが次に向けての意欲につながりましたか。そして、走っている最中に世界選手権のことは頭をよぎりましたか。
加納 30kmまでは思っていたよりも楽で、マラソンは30kmからだよ、と言われていましたが、30kmから35kmは本当にきついなと思って走っていました。順位が3位なので(次が世界選手権になるかわからないが)選ばれれば頑張りたいという気持ちになりました。それは、そうなってから、ですね。走っている最中は(世界選手権のことよりも)、確実に走ることを考えて走っていました。


女子マラソン2006-07
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