2006/12/31 ニューイヤー駅伝前日
区間エントリー決定
有力3チームのコメント


関西実業団連盟に区間エントリー一覧表

中国電力・坂口泰監督
「尾方は調子が良いから7区に置いた。3区終了時に1分半差なら行ける」
●各選手の状態
「2区まででトップ3には入っていて欲しい。2区の油谷は(秋に記録は出していないが)練習ではずっとトップでやって来た。今はすごく動きが良い。走ると思う。3区の梅木も『2区に行ける』と言うくらいに調子が良い。5区の敦之は今、最高に調子が良い。以前の(力んだ)フォームでは行き過ぎるとダメージが残る心配があったが、今のフォームなら行っても大丈夫。尾方も調子が良いから短い区間ではなく、7区に置いた。そこでもう1回勝負ができる。
 尾崎が1区より6区
 尾方が3区より7区
 梅木が7区より3区
 と、各選手が生きる区間配置ができたと思う」
●レース展開
「それでも3区で(日清食品に)やられるが、そこで1分半の差なら行ける。5区で追いつけたらそのまま行っちゃうだろうし、30秒ビハインドでも大丈夫。7区に尾方がいたら、他のチームは嫌でしょう。尾方でダメだったら、それはもう仕方がない」
■尾方剛
「福岡のときより調子は良いです。あのときは左のアキレス腱に痛みがあって、追い込んだ練習ができていなかった。(アンカーとして)見せ場はない方がいいですね」


コニカミノルタ・佐藤敏信ヘッドコーチ
「3区終了時に1分半なら逆転できる。4区の磯松からもう1回勝負をしていく」
●各選手の状態
「隆行の1区は回復具合を見ながら決めました。坪田と太田が良い状態なので、その2人を軸に行くことにして、太田が1区から2区に回ったので、じゃあ1区は誰がということになると、隆行が一番の適任だった。量の練習ができていないので、外人を利用してついていける1区がいいということになった。
 太田は東日本予選の17.4kmで日本人1番だったし、本人も2区を意識してペース走などを自主的に長めの距離をやってきた。5区に坪田を置けることで、前を追うことができ、彼の特徴を生かせる。
 4区の磯松は福岡では24kmでやめているので、それほどダメージはない。選手の持っているモノというか、センスはある。この区間で区間賞も取っている。坪田で追うには、4区で差を詰めておくことが重要になる。ここからもう1回、勝負をしないといけない区間。ポイントになるのではないか。
 7区の前田がすごく良い。10日前の1万mではチームで2番目だった(松宮兄弟は8000mと別メニュー)。前田が上がってきてくれたので、メンバー構成が楽になった。
(外国人がいなくなった上に、松宮隆行も2区を外れる布陣は初めてだが)違和感とかはない。ガソがケガでいなかったとき(02年)も3区を小沢でしのぐことができた。今回、ゲディオン(日清食品)がすごいが、その差だけ埋めていけば問題ない」
●レース展開
「3区が終わった時点での差次第だが、そこで1分から1分半なら、どこの区間かはわからないが、ちょっとずつ詰めて行って逆転したい。アンカー勝負になっても、今の前田なら20〜30秒差をひっくり返せる」
■松宮隆行
「力を考えると外国人にはつけないかもしれない。日本人の集団につくかもしれませんが、それはスタートしてみないとわからない。ライバルチームに1秒でも大きく差をつけたい。(ポイント練習を始められたのは)12月上旬から。10日前の8000mで22分50秒で余裕を持って走れた。動き自体も悪くない。あとは自信をもって走るだけです」


カネボウ・伊藤国光監督
「考えたとおりのオーダー。瀬戸にチームの柱として期待」
「瀬戸が2区に入ることができたし、(東日本予選を欠場した)真壁が戻って来て5区に入った。新規加入の野田もアンカーに来て、入船(敏)も短い間に戻って来て短い3区に入った。考えた通りのオーダーが組めました。瀬戸はずっと高岡の陰に隠れて来ましたが、これで前面に出ることができる。チームの柱になってくれるのではないか。彼にとってもステップになると思う」
「2区を終わって先頭争いはしていたいが、最終的には中電、コニカ、旭化成、ウチの外国人を持っていない中で、3番に入りたい。それができれば、全体でも10位以内に入れるはずです。優勝争いよりも、そういうレースの流れができればいい。力以上のものを望んでも仕方がない。それ以上良ければ、それに越したことはないが」


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