2006/11/19 東京国際女子マラソン
土佐が31kmで高橋を振りきり優勝
2位にマラソン2回目の尾崎
レース後の共同会見から抜粋

土佐礼子「私がペースを上げたというのは、あまりなかったですね」
「ペースメーカーの人が上手く走ってくれて、自分で出るのでなく、ついて行く感じで走ることができました。前半追い風で楽に行けましたが、後半はちょっと向かい風で、寒くて最後は動かなかった。30kmから腕を振ることで、最後まで行くことができました。(後ろについて)高橋さんの圧力というよりも、沿道の圧力を感じました。“Qちゃん、Qちゃんと”いう応援がすごくて。“土佐さーん”という応援はぽつんぽつんとあるだけ。“ありがとう!”と思って走っていました。
(31-32kmで)私がペースを上げたというのは、あまりなかったですね。どこで引き離そうとかも、走ってみないとわからないことで、特に決めていませんでした。(上り坂は)サングラスに雨が当たって前がよく見えず、坂道に来たこともよくわからなかった。だったら、あまり坂だと思わずに上りました。でも、上りきった後は脚が棒になっていましたね」

尾崎朱美「3位でも満足。2位に上がったときはすごく嬉しかった」
「寒さは前半は気になりませんでしたが、雨も強くなって、後半は寒くなって、自分では脚が固まって、動いていないなと思っていました。前が見えてから、元気が出てきました。初マラソン(今年の名古屋)は練習量が少なくて、走る前から緊張して固まってしまったんです。今日は朝までリラックスできて、本当に楽しく走れました。
(高橋が近づいているのは)沿道の監督から、前が落ちてきていると言われて、そうしたら見えてきて、どんどん近づいてきました。正直、走っているときは3位でも満足していました。2位に上がったときはすごく嬉しかったです。
(3月に結婚予定で)マラソンはこれが最後かもしれないと思って、一生懸命に練習に取り組んできました。今はもう、嬉しいという気持ちでいっぱいです。先のことは考えられません。ゆっくりしたいです」


女子マラソン2006-07
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