2006/5/3 静岡国際
丹野が200 m予選で23秒83のセカンド記録
決勝は23秒55wで信岡に0.18秒差
控えめに「200 m日本新」の目標を公言
昨年、400 m日本人女子初の51秒台を達成した丹野麻美(福島大3年)が、今季は200 mの日本記録(23秒33)更新を目標としている。
静岡国際予選は3組で1位。23秒83(±0)は昨年出した自己ベスト、23秒73(学生記録)には届かなかったが、昨年、同じ静岡国際で出した23秒87を上回るセカンド記録だった。
決勝ではコーナーの出口までに信岡に2〜3mほど離されていたが、直線の前半では信岡との差を微妙に詰める場面も。終盤、信岡との差はそのままだったが、3位とは0.85秒の大差。丹野だけが信岡に迫る力があることを改めて示した。
今季は200 mの日本記録が目標では? という問いかけに、頷いて肯定の意思表示。「軽く言っていこうかな、と思っています」とのこと。
これまでの競技生活で、一度も故障がなかった丹野。それが今年1月、左ヒザの腸ケイ靱帯を痛め、初めて故障で走れない日々を経験した。しかし、その原因は12〜1月の沖縄合宿で、かつてないほどタイム的に高いレベルで追い込んだからと、とれなくもない。
丹野自身は「疲労を上手く抜けなかった自分の責任」としている。
春季サーキット&国際グランプリ大阪2006
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