2006/9/10 南部記念
池田、追い風参考で12秒90
レース後のコメント
「12秒台を出す自信はあります」

●レース直後
 一瞬、「12ってなんだろう」と思いました。嬉しかったですけど、追い風参考になっちゃいましたね。でも、12秒台の手応えはつかめていました。このくらいで出たな、というのは。
●予選で狙っていた12秒台
 久しぶりでも、調子はしっかり合わせてきました。(午後の天気が心配なので)午前中の予選から記録を狙っていくつもりでした。アップではあまり跳ばないようにして、アドレナリンを試合でバッと出すようにしました。今年は走幅跳でもそうです。助走やスタートダッシュをガンガンやりたくなるのが普通ですが、自分の感覚で“いいな”と思ったらやめるようにしています。
●記録が出た要因
 走力が上がったこともありますが、身体の使い方が上手くなって、(福島大・川本和久)先生に言われたことがしっかりできるようになった。先生に言われた技術が全部できました。技術というよりも、腕をこうしたい、脚をこうしたい、ここに出したい、という感覚的なもの。
 いいもの、悪いものと色々と経験してきて、1つのものが見えてきました。今後脚さえつらなければ(笑)、12秒台を出す自信はあります。
●決勝(13秒28・−0.9)
 スタートして1歩目を、左脚がついたときにふくらはぎの下の方がつってしまいました。ビックリして体が立ってしまいました。一瞬、怖かったのですが、石野(真美・長谷川体育施設)が行っているのもわかって、やめたくない、という気持ちになって。レース中は集中していたので持ちましたが、フィニッシュした瞬間に両脚ともピクピクしてしまいました。織田記念(13秒04)のときも予選のあとに少しつっています。今年はハードルも質が上がってきて、体が対応し切れていないのかもしれません。
●100 mHと走幅跳
 0.5対9.5くらいの意識です。今日の12秒台も嬉しかったですけど、あっさり出たという感じ方をしていました。走幅跳のときほど“やった”という感じではありませんでした。走幅跳の7mと12秒を比べたとき、確実にメダルが取れるのは7mですし。ハードルはまだスタート前は緊張するんです。位置について、と声がかかると“来る来る”という感じで。その点、走幅跳は自分の好きなタイミングでスタートできます。最近は、手拍子をしてもらって、お客さんと一緒に跳べるのもいいですね。
 以前は走幅跳とハードルで相乗効果があると思っていましたが、今は走幅跳は走幅跳、ハードルはハードルと考えています。土台として走力があるというのは一緒だと思いますが。


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