2006/2/25
熊日30km前日 主要選手コメント

坪田智夫(コニカミノルタ)
「1時間30分をちょっと切るくらいでは、来年のマラソンにつながらない」
「(多少のハイペースにも)ついていくレースをすれば、来年のマラソンにつながります。1時間30分をちょっと切るくらいでは、つながるとは言えません。ただ、1人で行ききれるほどの状態ではありません。(ジュイあたりと)お互いに引っ張り合って行ければいいのですが。最初の上り(4.5〜8.5km)は1人で行くのはきついと思います。仮に集団がそれほど速くなかったら、15〜20kmで自分のペースに持ち込みたい。早めに(後続を)切りたいですね。もしもラスト5kmまで集団にいたとしたら、体調がそれほど良くないということです」
「5年前が2位ですから、勝ちたい気持ちは強いのですが、それよりもタイム…というより、内容が問題です。マラソンにつながる走りをしたい。ハーフマラソンもここ何年か走っていませんから、30kmの距離に若干の不安もありますが、1年後のマラソンに上手く持っていくための課題を見つけたいと思います」
「(距離的な練習は)1月の頭と終わりで25〜30kmを4本くらいやっています。1月は走り込んだ印象です。広島(全国都道府県対抗男子駅伝の3区区間8位)は調整なしで出ました。ここ1週間くらいで体調も上がり、しっかり押せるようになってきました。自分のリズムが戻りつつあります」

菅谷宗弘(トヨタ自動車)
「1時間29分台で3位以内を」
「自己新が出せた名古屋ハーフ(11月)の翌日に右のくるぶし下を故障して、ニューイヤー駅伝(4区区間15位)はギリギリ間に合った状態でした。それでも、走り込みの成果が、中部実業団対抗駅伝の区間新(2区)や名古屋ハーフの自己新という形で、徐々に出始めました。来年のびわ湖マラソン出場も考えています。30kmは3回目。去年の熊日は25kmまで2位集団にいたのですが、最後の5kmがダメでした(1時間31分30秒で9位)。明日は1時間29分台で3位以内を目指します」

野田頭美穂(ワコール)
「1時間42分30秒が目標。リズムに乗れたら行けると思います」
「(コースを下見して)8km過ぎまでの上りを我慢できたら、後半は下りなのでガンガン行けると思います。全日本実業団対抗女子駅伝には出られませんでしたが、その直後にここへ出ることを決めました。このところいい走りができていなかったので、そのイメージを払拭して、長い距離が行ける奴がいることをアピールしたい。32kmを最高に、距離走も何本かこなしてきました。リズムに乗れたら行けると思います。反対に乗れなかったら、という部分もある。賭けではあります。1km3分25秒で1時間42分30秒が目標です」

土橋啓太(日大)
「どんなに速いペースになってもついていきます。1時間30分30秒が目標」
「どんなに速いペースになっても、できるところまでついていきます。1時間30分30秒が目標記録。(学生記録の1時間30分00秒は)欲が出たら持っていけるかもしれませんが。一番意識しているのは、学生間で1番になることです。亜大の(山下拓郎)選手とは箱根駅伝では別の区間でしたから、一緒に走るのが楽しみです。中大の奥田実君も強そうですし(箱根駅伝1区で奥田が区間3位、土橋が区間4位)。ジュイ(流通経大)とは一緒に走ったこともありますが、走りやすいと思います。いい感じで引っ張ってくれそうです。箱根の後、長い距離をやっていないので不安はありますが、コンディション的には悪くありません。めちゃくちゃ良くもないのですけど。去年(1時間33分29秒で24位)は簡単に離れてしまいましたが、今回はキャプテンにもなりましたし、通用する可能性も感じています。簡単には離れられません」

山下拓郎(亜大)
「調子は下向きですが、どれだけついていけるか試してみたい」
「2月上旬までは調子が良かったのですが、ここのところちょっと下向きです。しかし、調子が悪いなりに、しっかり走らないといけないと思います。前半から先頭集団について、どれだけついていけるか試してみたいと思います。前半は上っていますから、3分ペースでもきついでしょう。前半をつくことができれば、後半は下りですから粘ることができます。実業団選手と一緒に走る初めての(大きな)レースですし、学生間では絶対に負けたくない気持ちもあります。記録は、後半のペースアップにどういう対応ができるかによります。亜大記録(1時間33分台)は破りたい」


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