2006/11/3 淡路島女子駅伝
上位4チームのレース展開と監督コメント
主要区間で2つの区間賞
スズキが淡路初制覇
1区の松岡範子が区間1位。3区のワゴイが区間賞でリードを大きくし、5区の八木洋子も区間2位と、主要区間がきっちり走って初優勝。過去最高順位の4位を一気に更新した。また、前回失格の雪辱も果たした。
小沢欽一監督コメント
「初めて優勝できたな、という気持ち。優勝の可能性は出てきたと判断して、“届くところに来た”と、選手たちにも昨日話しました。やってきたことを信じて頑張ろうと。その通りのレースができました。
(勝因は)1区の貯金を上手く、3区のルーシーまで持ってこられたこと。そして、ルーシーが福士(加代子・ワコール)さんより走れたこと。それで、続く選手も自信を持って走ることができました」
天満屋が2位
1区で出遅れるも後半で追い上げ
1区でスズキから42秒差の6位と出遅れた。2区で5位、3区で4位、4区で3位と1つずつ順位を上げていき、5区の山岸万里恵が区間賞の走りで2位に。
武冨豊監督コメント
「1区で流れに乗れませんでした。(その後は)レースになっていません。1区はスズキさんに負けても、10秒かな、と思っていました。(泉は)練習は問題なくできていたので、気持ちの問題だと思います。それ以外はしっかり走れたので、その辺は評価できます」
京セラが3位
区間賞3個も3連覇ならず
1区の新人・牧英美子が区間3位。2区の杉森美保でトップに立ちたかったところだが、6秒差まで迫るのにとどまった。3区の小川清美がワゴイに2分近く離され、5位に後退。杉森に続き4区の小川智子、6区の新人・渡邊雪乃と3人が区間賞を取ったが、3位に上がるのが精一杯で連勝は「2」で途切れた。ヘルシンキ世界選手権以来のレースとなった原裕美子は、5区で区間3位。
大森国男監督コメント
「(1区と6区の)新人2人は、石井(智子)、坂田(昌美)、吉野(恵)と遜色のないところまで上がってきていた。だったら2人がどこまで走れるか見ようと、1年生を起用しました。予想よりもプラスに出たと思います。
トラックの記録から天満屋さんとどうか、と思っていましたが、スズキさんの外人がとてつもない記録で走った。ウチはそこで2分やられています。
(原の復帰が)ウチにとって明るい話題です。でも、まだ8割くらい。全日本には十分間に合うと思います。今日よりも30〜40秒は違ってくる。そうなれば、今日も天満屋さんにはついていけたと思います」
ワコールは4位
4区まで2位キープも終盤で後退
1区の野田頭美穂がスズキから13秒差の区間2位。2区の湯田友美が差を詰められず、京セラにも抜かれて3位に後退。3区の福士加代子もワゴイに7秒遅れて差を詰められなかった。5区で3位、6区で4位に。
永山忠幸監督コメント
「ようやく6人揃っての出場でした。部員8人のうち、4人がケガ。2区の湯田と6区の新田は10日前まではジョッグしかしていません。それをカバーしようというのが今回のテーマでした。タイムは選手たちが立てた目標より30秒よかった」
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