2006/8/6 大阪インターハイ5日目
寺田が13秒54
向かい風(1.7m)の中で
高2最高&大会新
レース後のコメントを整理して紹介


「1台目から飛び出そうと思っていました」
●レース展開について
「決勝は1台目から飛び出そうと考えていました。そうしないと(川舩さんに)追いつかれると思って。スタートにすごく集中していましたね。(2度の)フライングは気になりませんでした。後半(川舩さんが)来ると思っていましたが、8台目でも来なかったので、勝ったかなと思いました。(ガッツポーズは)ギリギリの勝負だったらできなかったと思いますが、勝ったとわかったのでやりました」
●川舩との初対決
「緊張はしましたが、自分自身に勝てばいいと、それほど意識しないようにしました。自分のレーンだけを見るようにして。集中していると、音もそれほど聞こえないんですよ」

「心のどこかで高校記録(13秒44)を狙っていました。アプローチが良くなって記録が伸びた」
●記録について
「心のどこかで高校記録(13秒44)を狙っていました。予選は5台目から落としましたが、準決勝(13秒61)は決勝のためにリズムをつかむための(全力に近い)走り。決勝はそれに、気持ちを加えました。今年の目標が高2最高の13秒60でしたが、それに近い記録を準決勝で出せたので、気持ちを高められれば13秒4台も出るかな、と思っていました。来年は高校記録を狙っていきます。向かい風は(走っている最中はわからず)走った後にわかりました」
●良くなった点と課題
「去年よりもアプローチが良くなったと思います。以前は、怖さも少し感じていて、スピードを抑えてしまっていました。アプローチが良くなると、インターバルも速くなりますし、ハードリングそのものも速くなります。100 mも11秒90まで記録が伸びました。(課題は)詰まったときに、もっと刻めるようにすることです。筋力もつけて、速いスピードに耐えられるようにしないといけません」

「1年生で勝ったからには3回勝ちたい。来年は(100 mと)2冠が目標です」
●3連勝について
「1年生で勝ったからには3回勝ちたいと思いました。プレッシャーは感じた方が頑張れます。来年も取らなきゃ、と思って1年間頑張ってこられました」
●100 mについて
「長居は高速サーフェスなので、(先に行われる)100 mを走って脚に来たらハードルがきつくなると思って、今回はやめました。実際リレーを走って、結構お尻に来ました。トレーナーの方にマッサージをしてもらって、何とか乗り切れましたけど。100 mのレースは見ていません。走りたかったですけど、その気持ちをハードルにぶつけました。来年は2冠が目標です。(100 mHがない)国体は100 mで出たいのですが、福島(千里)さんがいるので、リレーだけでしょうか。新人戦には100 mも出ます。南部記念の100 mHに出ます」

「北風さんとの練習でスタートのコツをつかめました」
●中村宏之先生と北風沙織
「高校に入ったとき、中村先生にハードルをやってみないかと言われて始めました。最初は怖かったのですが、障害に向かって頑張っていこう、という気持ちになれましたね。中村先生は今はハイテクにいらっしゃるのですが、練習を見に来てくれますし、北風(沙織)さんも高校に練習に来てくれます。大阪に来る前に一緒に練習をさせてもらって、(スタートの)音に集中するコツのようなものをつかめました」

川舩愛美コメント
準決勝で13秒67(±0)も決勝は13秒71(−1.7)で2位
「もう1回やりたいです。最低でも13秒6台前半は出したかったです。それなら、負けてもやるだけやったと思えるんですが。ベストを出していたら、相手が強かったと思えますが、これでは負けて当たり前。どこかで記録を狙いに行きます」


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