2006/3/5 びわ湖マラソン
日本人トップは2位(2時間10分20秒)の松宮隆行
レース後共同会見

「悔しさしかありません。たまたま日本人トップになっただけです」

Q.2時間10分は切れませんでしたが、佐藤敦之選手、大崎悟史選手とマラソンで実績のある選手に競り勝って日本人ではトップを取りました。今の気持ちは?
松宮隆行 悔しさしかありません。2時間10分は切れると思っていましたし、2人ともあまり調子が良くなかったような気がします。たまたま、日本人1位になれただけです。
Q.駅伝だけというイメージは払拭できたのでは?
松宮隆 次につながる走りはできたかな、と思います。最低限の結果は出せたと。
Q.遅れたときの体の状態は?
松宮隆 35km過ぎから脚に来ていて、いっぱいいっぱいでした。38km過ぎで離されてからはジョッグのようになってしまいました。何も考えられず、ゴールしようという気持ちだけでした。
Q.35km以降に、リオス選手の前に出た場面もありましたが。
松宮隆 あれは、自分のリズムを崩したくなかったので、リズムを維持したら前に出てしまっていただけです。
Q.今回のマラソンに向けた練習で、特に故障とかはなかったのですか。
松宮隆 丸亀ハーフ(優勝)の後、千葉県の富津で合宿をしましたが、体調不良で2〜3日練習を休みました。風邪気味で、熱を出してしまったんです。
Q.それが今日、影響したと考えられますか。
松宮隆 影響はなかったと思います。逆にそれで、疲れはとれたと思います。
Q.アジア大会候補になったわけですが、出場しますか。
松宮隆 それは、スタッフと相談して決めたいと思います。
Q.今回見つけた一番の課題は?
松宮隆 35km以降の走りですね。次からは、いかに35km以降を走るかが、重点課題となります。
Q.マラソンを走らなかった4年間で積み上げたものを、どのくらい出せたと思いますか。どう生かせたと思いますか。
松宮隆 4年間の頑張りは今日、全部出せたとは思います。それでも、力がなかったということです、一からまた、体を作っていきたい。
Q.普通に走れば、弟の祐行選手の記録(2時間09分18秒)は出せると話していましたが、実際に走ってみてどうでしたか。
松宮隆 自分の中では走れると思っていましたが、実際には超えられませんでした。まだまだ力不足だと思います。
Q.あれだけ練習しても2時間10分、という気持ちでしょうか。
松宮隆 まだまだ考え方が甘かった。いい薬になったと思います。これからもっと、頑張っていきます。


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